【徳島インターハイ2022】石川がダブルスに続いて準決勝進出!猿川、吉川、遠藤も最終日へ<女子シングルス>

徳島県で開催されているバドミントンのインターハイは、7月27日に競技4日目を迎えた。この日は、男女ともに個人シングルスの1回戦から準々決勝までを実施。ここではアミノバリューホールと、とくぎんトモニアリーナで開催された女子のダイジェストをお伝えする。

徳島IHの記事・結果はこちら

【女子ダイジェスト】

女子シングルスは、準々決勝で選抜優勝の明地陽菜(柳井商工・山口)と猿川優香(八代白百合学園・熊本)が対戦。2回戦で山北奈緒(ふたば未来学園・福島)、4回戦で室屋奏乃(九州国際大付・福岡)というジュニアナショナルメンバーを連破してきた猿川は、準々決勝でも明地に対して13本オールの完勝。ジュニアナショナル経験もある実力者が、ベスト4以上を確定させた。

強敵を連破して勝ち上がった猿川優香(八代白百合学園・熊本)。全国タイトル獲得なるかに注目

また、第2シードの吉川天乃(倉敷中央・岡山)は、準々決勝でふたば未来学園の石岡空来を撃破。ここまで、西武台千葉の岡本萌奈未など強敵を退けてきた石岡に対し、吉川は第1ゲームを19本で奪うと、第2ゲームは15本。ストレート勝ちで準決勝進出を果たした。

吉川天乃(倉敷中央・岡山)は初戦となった2回戦から、すべてストレート勝ちで準決勝進出を決めた

左下の山からは、昨日の女子ダブルスでベスト4入りを決めている石川心菜(青森山田・青森)が準決勝進出。石川は準々決勝で作新学院の水井寿々妃に第1ゲームはわずか6本で先制。第2ゲームは終盤に逆転され17−18となったが、「相手が強いことは知っていた。いつ調子を上げてくるのかと心構えをしていたので、焦ることはなかった」(石川)と4連続得点で決着。女子では唯一、単複で準決勝に残り「シングルスでは選抜の準決勝で負けていて、ダブルスでも昨年のインターハイ準決勝で負けている。2冠を達成したい」(石川)と強い決意で最終日に挑む。

石川心菜(青森山田・青森)は前日のダブルスに続いて準決勝進出。21年選抜の女子ダブルス以来となる全国優勝とともに2冠の期待もかかる

ベスト4の残り一枠に入ったのは、2年生ながら作新学院のエースを務める遠藤美羽だった。全国選抜でも3位に入っている実力者は、準々決勝で土佐梨緒菜(旭川実業・北北海道)に対して14本、19本。「インターハイでメダルを獲ることが目標だったので、うれしいです」と3位以上を確定させたことを素直に喜んだ。一方で、「メダルをもっといい色にできるように、今までやってきたことを明日の試合で全部出せるように頑張ります」と意気込みを語った。

明日28日の大会最終日は、男女ともに個人シングルスとダブルスの準決勝と決勝が予定されている。

遠藤美羽(作新学院・栃木)は選抜に続くベスト4入り。準決勝は選抜で敗れている吉川に挑む

★女子シングルスの結果(1回戦~準々決勝/トーナメント表)はこちら

<女子個人シングルス準決勝のカード>

猿川優香(八代白百合学園) ― 石川心菜(青森山田)

遠藤美羽(作新学院) ― 吉川天乃(倉敷中央)

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行

写真/黒崎雅久

投稿日:2022/07/27
■関連キーワード

                        

人気記事ランキング

閉じる