【徳島インターハイ2022】石川&清瀬が優勝候補を連破して4強入り!<女子ダブルス>

徳島県で開催されているバドミントンのインターハイは、7月26日に競技3日目を迎えて個人戦がスタート。この日は男女ともにダブルスの1回戦から準々決勝までが実施され、ベスト4が出そろった。ここではアミノバリューホールと、とくぎんトモニアリーナで開催された女子の模様をお伝えする。

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【女子ダイジェスト】

石川心菜(左)/清瀬璃子(青森山田・青森)は、優勝候補の2ペアを立て続けに撃破。3年生&2年生のペアが、最終日も勝って青森山田にタイトルをもたらせるか

第1から第4までのシードペアがすべて姿を消すという、大波乱の展開となった女子ダブルス。左上のヤマで主役となったのは、団体戦での雪辱に燃える青森山田の石川心菜/清瀬璃子だ。石川/清瀬はまず、4回戦で選抜の覇者・室屋奏乃/今村涼(九州国際大付・福岡)をストレートで撃破。さらに、準々決勝では昨年のインターハイチャンピオンである明地陽菜/田口真彩(柳井商工・山口)を11本、16本で下してベスト4進出を決めた。

また、右下のヤマでは四天王寺のエースダブルス・木山琉聖/古根川美桜が、4回戦で第2シードの新見桃芭/日野石杏(柳井商工・山口)に対して14本、16本と完勝。木山/古根川は準々決勝でも亀井菜杏/後藤咲々(聖ウルスラ学院英智・宮城)に14本、10本のストレート勝ちをして準決勝進出を果たした。

優勝をめざした団体戦では涙を飲んだ四天王寺のエースペア・木山琉聖(左)/古根川美桜。個人タイトル奪取に向けて、初戦から2-0を重ねた

残る2枠に入ったのは、江見日和菜/志知夕里菜(倉敷中央・岡山)と梶原藍実/吉村茉恩(福岡常葉・福岡)だ。準々決勝で宮平のぞみ/工藤葉那(諫早商・長崎)と対戦した江見/志知は、「右利きと左利きのペアというのを武器に、今日は連続した攻撃ができていた」(志知)と、第1ゲームを22−20で競り勝つと、第2ゲームは9本に抑えて勝利。「最終日は、監督から言われたことをしっかりと意識して頑張りたい」(江見)。

そして、梶原/吉村は「自分たちらしく、前にガツガツいくプレーができていた」(梶原)と、尾﨑羽音/吉川天乃(倉敷中央・岡山)との準々決勝に17本、14本で勝利。最終日に向けて「一戦一戦大事にしていって、最後だからとにかく楽しむことを意識してやっていきたい」(吉村)と意気込んだ。

ベスト4に進出した倉敷中央の江見日和菜(右)/志知夕里菜。江見にとっては初めてのインターハイ個人戦で「すごく緊張した。ここまで来られると思っていなかった」(江見)
前に出て行く攻撃的なスタイルで準決勝進出を決めた梶原藍実(右)/吉村茉恩(福岡常葉・福岡)。「(最終日は)チャレンジャー精神で自分たちのプレーをしたい」(梶原)

明日の27日は男女ともに個人シングルスの1回戦から準々決勝までが予定されている。

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■個人女子ダブルス準決勝のカード(28日)

石川心菜/清瀬璃子(青森山田) ― 江見日和菜/志知夕里菜(倉敷中央)

梶原藍実/吉村茉恩(福岡常葉) ― 木山琉聖/古根川美桜(四天王寺)

 

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

 

取材・文/吉井信行

写真/黒崎雅久

投稿日:2022/07/26
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