【全日本実業団2022】BIPROGYが3-0でNTT東日本を撃破!6回目の頂点到達!<男子団体>

第72回全日本実業団選手権(大阪府・丸善インテックアリーナ大阪)は、19日に大会最終日を迎え、男女ともに決勝戦が行なわれた。ここでは、前回大会に続いてBIPROGYが頂点に立った男子のダイジェストをお伝えする。

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【男子団体】

3年ぶり開催となった全日本実業団の決勝戦、先制したのはBIPROGY(ビプロジー)だった。第1ダブルスは、BIPROGYが日本B代表の小野寺雅之/岡村洋輝(上写真・左)だったのに対し、NTT東日本は混合ダブルスの日本B代表同士のペアである西川裕次郎/山田尚輝。この試合で、岡村/小野寺は第1ゲームこそ失ったが、2ゲーム目は立て直して14本。ファイナルゲームでは中盤の5連続得点で逆転し、最後は岡村が鋭いスマッシュを突き刺して85分の熱戦を決着させた。

これで勢いづいたBIPROGYは、第2ダブルスの井上拓斗/三橋健也も緒方友哉/柴田一樹を圧倒。第1ゲームを13本で制した井上/三橋は、第2ゲームに入ると三橋の果敢なアタックから井上が前で仕留めるなど、緒方/柴田との点差を徐々に引き離した。結局、井上/三橋が緒方/柴田を14本に抑えてストレート勝ち。

優勝に王手をかけたBIPROGYの第1シングルスは日本A代表の渡邉航貴(上写真)。対するNTT東日本は、日本B代表の古賀穂。第1ゲームは渡邉が13本で制したが、第2ゲームは古賀が終盤の連続得点で逆転に成功。21-18でゲームカウントを1-1のタイに戻した。そして、勝負のファイナルゲームでは、渡邉が18−9と大量リードを奪い勝負あったかに思えたが、ここからねばり強いラリーを展開した古賀が、9連続得点を奪って18オールに。それでも、最後は渡邉が古賀の追走を振り切り、BIPROGYが優勝。2019年の前回大会に続き、全日本実業団連覇を達成した。

トップシングルスのNTT東日本・古賀穂は最終ゲームも根気強くシャトルを追いかけ渡邉にあと一歩まで迫ったが、最後は失速。悔しい敗戦となった

BIPROGY・坂本修一監督

「率直にうれしいです。社名が日本ユニシスからBIPROGYに変わって、そのなかで選手たちが一生懸命やってくれたり、力を発揮してくれたり。それが優勝につながってよかったと思います。(決勝は)第1ダブルスの小野寺/岡村が、ファイナルゲームの後半に攻めきって勝てたことで、チームを勢いに乗せてくれました。そこが一番のポイントだと思っています」

▼決勝

BIPROGY 3-0 NTT東日本

岡村洋輝/小野寺雅之②〔15−21、21−14、21−16〕1●西川裕次郎/山田尚輝

井上拓斗/三橋健也②〔21−13、21−14〕0●緒方友哉/柴田一樹

渡邉航貴②〔21−13、18−21、21−18〕1●古賀穂

2019年大会 

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取材・文/吉井信行

写真/松村真行

投稿日:2022/06/19
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