「必死でつないで、奥原さんと戦う機会を得られたのがうれしかった」(佐藤冴香) 全日本総合バドミントン2021 29日/選手コメント7

日本一を決める「第75回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会5日目の29日は、各種目準決勝を実施。ここでは、選手のコメントを紹介しよう。

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佐藤冴香(ヨネックス)

準決勝結果:奥原希望(太陽ホールディングス)に0-2で敗退

 全日本総合は1回勝つのが難しい。その大会でベスト4という結果を残せたこと、さらにヒザの状態が悪く、どの試合も勝てるかわからない中、必死でつないで奥原選手と戦う機会が得られたことがうれしかったです。葛藤はありましたが、奥原さんと戦って終わりたいという気持ちがありました。

自分で考える力も生まれていたことが、ここ最近、劣勢になっても勝ちきれる力になっていたと感じています。たくさんケガをして、今まで通りのスマッシュ&ネットは難しいとなったとき、ラリーもできるプレーヤーになったら世界でも通用するんじゃないかと切り替えたんです。最終的にはいいスタイルにはなったのかな。

若い選手に託す思いですか? 今回、全日本総合に出ていたのは、若い選手たちばかりだったので、若手に自分を飛び越えてほしいという思いがありつつ、自分も勝ちたいという気持ちがある中での戦いでした。でも、ここ2年、私は奥原選手にしか負けてないんです。なので、そこは残念な部分でもあり、これから期待したい部分。奥原選手、山口茜選手に勝たないと世界は難しいことを実感してほしいですね。

最後にお辞儀したのは、A代表がいないなか、足を運んで見に来てくださっている方々に感謝を伝えたくてです。またコートへのお辞儀も、バドミントンへの感謝があるから。小学3年生からいままで、バドミントンを通じ、人間的に成長させていただきました。

取材・構成/鈴木快美、バドミントン・マガジン編集部

写真/バドミントン・マガジン編集部

 

投稿日:2021/12/29

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