富山が決勝で京都を破って18年ぶりの日本一!【全国小学生バドミントン2021】<男子団体>

小学生の日本一を決める『第30回全国小学生選手権』が、12月26日に開幕(福島県/宝来屋 郡山総合体育館、須賀川アリーナ)。2年ぶりに開催された大会2日目の27日は、都道府県対抗の男女団体戦(1複2単)の準々決勝から決勝が行なわれた。ここでは、男子団体のダイジェストをお伝えする。

頂点に立った富山のメンバー

【男子ダイジェスト】

男子団体は、富山が18年ぶりの頂点に輝いた。準々決勝で東京を2-0で下した富山は、準決勝で埼玉と対決。優勝候補同士の争いはダブルスを埼玉、第1シングルスを富山が奪い、勝負の行方は第2シングルスへ。このプレッシャーのかかる場面で勝負強さを発揮したのは富山。キャプテンの奥真優が気迫あふれるプレーで坂脇憲広を2-0で撃破して決勝進出を決めた。

勢いに乗った富山は、決勝で前回大会王者の京都を打ち破った。ダブルスは岩城樹生/三石草太が京都の双子ペア・山下將太朗/山下太雅にファイナル勝負の末に敗れたものの、ここまで負けなしの強さを誇るシングルス陣が奮起。第1シングルスの舛田遼羽が岩﨑琉義を8本、15本に抑えると、第2シングルスの奥真優も田邊陽向を完封。京都を2-1で破った富山が日本一の栄冠をつかみ取った。

5戦全勝の活躍で富山チームを力強くけん引した舛田遼羽。上からの多彩なショットで相手を崩して主導権を握った
富山のキャプテン・奥真優。ガッツあふれるプレーで負けなしの強さを誇った
長野との激闘を制して決勝に上がった京都。ダブルスの山下將太朗(左)/山下太雅は5戦全勝の活躍

<男子団体結果>※27日の結果

▶準々決勝

京都 2-0 山形

長野 2-1 神奈川

富山 2-0 東京

埼玉 2-1 栃木

 

▶準決勝

京都 2-1 長野

山下將太朗/山下太雅②〔21-19、18-21、22-20〕1●玉井健心/青木一馬

岩﨑琉義●0〔9-21、8-21〕②伊東優真

田邊陽向②〔22-20、21-18〕0●臼田陽翔

 

富山 2-1 埼玉

岩城樹生/三石草太●0〔19-21、17-21〕②大塚海飛/森田倫晟

舛田遼羽②〔23-21、21-10〕0●萩原駿希

奥 真優②〔21-12、25-23〕0●坂脇憲広

 

▶決勝

富山 2-1 京都

岩城樹生/三石草太●1〔12-21、21-15、19-21〕②山下將太朗/山下太雅

舛田遼羽②〔21-8、21-15〕0●岩﨑琉義

奥 真優②〔21-12、21-5〕0●田邊陽向

準優勝☆京都
3位☆埼玉
3位☆長野

★全国小学生選手権の詳報を掲載する『バドミントン・マガジン2月号』は2022年1月21日(金)より発売予定。熱戦のもようを誌面でもご覧ください!

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/川口洋邦

投稿日:2021/12/27
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