【東京五輪】韓国ペアが逆転1位で決勝T進出!松本&永原も3連勝で予選L突破!<4日目レポート-3>

7月27日に開催された東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)4日目は、各種目予選リーグを実施。後半のナイトセッションには女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那が臨み、見事白星をつかんで予選リーグ突破を決めた。男女ダブルスはそれぞれ予選リーグが終了し、混合ダブルスに続き決勝トーナメント進出ペアが確定している。

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女子ダブルス・予選リーグB組で2連勝中の松本/永原(上写真・右)は、リーグ最後の試合を勝てば1位でリーグ突破が決まる状況。その最終戦は、松本/永原と同じく2連勝中だったピキ/セイネン(オランダ)と激突した。

実績面では松本/永原が大きく上回っていたが、第2戦・カナダペアとの試合では格下相手にファイナル勝負で辛くも勝利するなど、世界女王でも予断を許さないのがオリンピックの舞台。オランダペアとの試合も、序盤から点数の奪い合いとなり、第1ゲームは大接戦を抜け出した松本/永原が24-22で先制した。

第2ゲームに入っても、序盤はカナダペアと再び競り合う展開に。しかし、7-6から5連続ポイントを奪った松本/永原が一気にリードを広げると、その後はペースを握って21-15で押し切り勝利。リーグ3連勝を決めた松本/永原が、リーグ1位通過で決勝トーナメントの切符を手にした。

女子ダブルスのC組は、2連勝中の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ/中国)と、1勝1敗の李紹希(イ・ソヒ/上写真・手前)/申昇瓚(シン・ソンチャン/韓国)が対戦。負ければリーグ戦で姿を消す可能性があった韓国ペアは、第1ゲームを21-19でつかむと、第2ゲームも気迫で押し切り21-12で勝利。中国ペアと2勝1敗で並んだ韓国ペアが、一気にリーグ1位に浮上して決勝トーナメント進出を決めた。

女子シングルスは、韓国の若手エース、アン・セヨン(上写真)が、ナイジェリア選手を相手に2-0で快勝。タイの2番手、ブサナン・ンバルンパンも白星をつかんだ。男子ダブルスは、勝てば決勝トーナメント進出が決まるD組のA・チア/ソー・WY(マレーシア)が、カナダペアを2-0で退けて2位通過が確定。すでに3連勝を飾っているセティアワン/アッサン(インドネシア)とともに、決勝トーナメント進出を決めた。一方、同組の催率圭(チェ・ソルギュ)/徐承宰(ソ・スンジェ/韓国)は1勝2敗に終わり、予選リーグ敗退となった。

7月27日のナイトセッションの結果は以下の通り。

【男子シングルス】

フェリックス・バールステッド(スウェーデン)②〔21−12、21−17〕0●ブリアン・ヤン(カナダ)47分

アデ・レスキー・ドゥイカオ(アゼルバイジャン)②〔21−14、21−18〕0●グエン・ティエンミン(ベトナム)45分

【女子シングルス】

ブサナン・ンバルンパン(タイ)②〔21−16、21−12〕0●クリスティン・クウバ(エストニア)46分

アン・セヨン(韓国)②〔21−3、21−6〕0●ドラカス・アジョーク・アデソカン(ナイジェリア)24分

【男子ダブルス】

ラムスフス/ザイデル(ドイツ)②〔21−10、21−16〕0●P・チュー/R・チュー(アメリカ)28分

イワノフ/ソゾノフ(ロシア)②〔21−8、21−10〕0●オロファ/オペヨリ(ナイジェリア)25分

A・チア/ソー・WY(マレーシア)②〔21−15、21−13〕0●ホーシュエ/ヤクラ(カナダ)32分

【女子ダブルス】

松本麻佑/永原和可那(日本)②〔24−22、21−15〕0●ピキ/セイネン(オランダ)42分

ツァイ/ホンデリッチ(カナダ)②〔21−5、21−6〕0●ハニー/ホスニー(エジプト)22分

G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)②〔21−11、16−21、21−17〕1●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)57分

李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−19、21−12〕0●李茵暉/杜玥(中国)51分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2021/07/27
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