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【全英OP2021】桃田賢斗がまさかの敗戦!遠藤&渡辺、園田&嘉村は準決勝に進出!<準々決勝結果>

3月19日に開催されたBWFワールドツアーヨネックス全英OP(バーミンガム/Super1000)3日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

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男子シングルスは、まさかの波乱が起こった。世界ランク1位の桃田賢斗(上写真)が、マレーシアのエース、リー・ジジャに敗戦。桃田は第1ゲーム前半からポイントを奪い合う接戦を展開していたが、15-12とリードした中盤に7連続失点。相手の攻撃に押され、そのまま16-21で第1ゲームを失うと、第2ゲームもリズムを戻せず。6-11でリードを許すと、後半の追い上げも実らず最後は19-21。0-2のストレートで敗れ、準々決勝で姿を消している。上位をめざしていた常山幹太は、世界ランク3位のアンダース・アントンセン(デンマーク)と対戦。第2ゲームを奪い返してファイナルゲームに持ち込んだ常山だったが、後半は失速。11-21で敗れ、ベスト8止まりとなった。

女子ダブルスは3ペアが準決勝に進出。全英2連覇をめざす福島由紀/廣田彩花は、イングランドペアに対して第1ゲームを奪われるも、第2ゲームを12本、最終ゲームも21-14で制してベスト4入りを決めている。松本麻佑/永原和可那も、デンマークペアとのファイナルゲームの接戦を制して準々決勝を突破。志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、3月上旬のスイスOPを制したマレーシアペアを1時間の熱戦の末に2-1で勝ちきり、初の4強進出を果たした。

男子ダブルスは、前回の覇者、遠藤大由(上写真・手前)/渡辺勇大と園田啓悟/嘉村健士がそろってベスト4に進出。園田/嘉村はイングランドの強豪ペアにファイナル勝負で競り勝ち、遠藤/渡辺はデンマークペアを24-22、21-19で振り切って白星をつかんでいる。また、混合ダブルスは優勝候補の渡辺勇大/東野有紗が、マレーシアのタン/ライを31分で退けたほか、金子祐樹/松友美佐紀はデンマークペアを2-0で抑え、初の準決勝進出を決めている。

女子シングルスは、奥原希望(上写真)がタイのブサナン・ンバルンパンと対戦。奥原は第1ゲームを失うも、続く第2ゲームを21-8で取り返し、最終ゲームも21-16で制して逆転勝利。4強に進出した。一方、プサルラ・V.シンドゥ(インド)との対戦となった山口茜は、ファイナルゲームにもつれた大接戦を勝ちきれず1-2で敗戦。準決勝進出はならなかった。

準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準々決勝(3月19日)

リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−16、21−19〕0●桃田賢斗55分

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−4、21−15〕0●シットコム・タンマシン(タイ)34分

マーク・カルジョー(オランダ)②〔21−17、16−21、21−17〕1●ラクシャ・セン(インド)55分

アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−16、9−21、21−11〕1●常山幹太68分

▼準決勝(3月20日)

ビクター・アクセルセン(デンマーク)― アンダース・アントンセン(デンマーク)

リー・ジジャ(マレーシア)― マーク・カルジョー(オランダ)

【女子シングルス】

▼準々決勝(3月19日)

ラチャノック・インタノン(タイ)②〔18−21、21−17、21−10〕1●ミア・ブリックフェルト(デンマーク)62分

奥原希望②〔18−21、21−8、21−16〕1●ブサナン・ンバルンパン(タイ)73分

プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔16−21、21−16、21−19〕1●山口茜76分

ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔21−16、21−19〕0●ベイウェン・ツァン(アメリカ)38分

強敵を相手に接戦を演じた山口茜だったが、最後は相手に振り切られて敗戦。上位進出はならなかった

▼準決勝(3月20日)

奥原希望 ― ラチャノック・インタノン(タイ)

ポンパウィ・チョチュウォン(タイ) ― プサルラ・V.シンドゥ(インド)

【男子ダブルス】

▼準々決勝(3月19日)

園田啓悟/嘉村健士②〔21−19、9−21、21−8〕1●ラングリッジ/エリス(イングランド)68分

遠藤大由/渡辺勇大②〔24−22、21−19〕0●クリスチャンセン/ノアー(デンマーク)47分

アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−10、21−14〕0●C・ポポフ/T・ポポフ(フランス)34分

ベイ/モーヘッド(デンマーク)②〔21−19、21−12〕0●ニッピホン/タンパット(タイ)36分

▼準決勝(3月20日)

遠藤大由/渡辺勇大 ― ベイ/モーヘッド(デンマーク)

園田啓悟/嘉村健士 ― アストルップ/ラスムセン(デンマーク)

【女子ダブルス】

▼準々決勝(3月19日)

福島由紀/廣田彩花②〔14−21、21−12、21−14〕1●スミス/バーチ(イングランド)76分

ピキ/セイネン(オランダ)②〔24−22、21−12〕0●ポンナッパ/シッキ(インド)39分

松本麻佑/永原和可那②〔21−14、19−21、21−15〕1●トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)54分

志田千陽/松山奈未②〔21−12、20−22、21−16〕1●タン/ムラリサハラン(マレーシア)60分

▼準決勝(3月20日)

福島由紀/廣田彩花 ― ピキ/セイネン(オランダ)

松本麻佑/永原和可那 ― 志田千陽/松山奈未

【混合ダブルス】

▼準々決勝(3月19日)

エリス/スミス(イングランド)②〔22−20、21−19〕0●ミケルセン/ソビー(デンマーク)45分

チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔17−21、21−18、22−20〕1●ジケル/デリュー(フランス)66分

金子祐樹/松友美佐紀②〔21−15、21−10〕0●ノアー/マグランド(デンマーク)32分

渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、21−9〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)31分

2−0のストレート勝利を飾った渡辺勇大/東野有紗。3年ぶりの優勝に向けて順当に準決勝に進出

▼準決勝(3月20日)

金子祐樹/松友美佐紀 ― チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

渡辺勇大/東野有紗 ― エリス/スミス(イングランド)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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