【全日本総合2020】大ケガを乗り越えた佐藤冴香が快進撃のベスト4!<準々決勝ダイジェスト-2>

12月25日に開催された第74回全日本総合(東京・町田市立総合体育館)4日目は、5種目の準々決勝が行なわれた。ベスト4進出が日本A・B代表の選考にも関わってくるだけに、どの選手にとっても負けられない戦い。ここでは、女子シングルスのダイジェストを紹介する。

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【女子シングルス】

元A代表のサウスポー・佐藤冴香(ヨネックス/上写真)が、輝きを放っている。

2019年2月に左アキレス腱断裂。前回の全日本総合はそのケガの影響で初戦負けに終わったが、復活への強い気持ちを持って臨んだ今回の大舞台。1回戦でB代表の林樂(ACT SAIKYO)、2回戦でA代表の髙橋沙也加(日本ユニシス)を撃破。不利な展開になってもあきらめずにラリーを刻んで勝ち上がってきた。準々決勝ではねばりが身上の川上紗恵奈(北都銀行)との1時間を超える激闘。ファイナルゲームは最大7点ものリードを許しながら、じわじわと追いつき逆転した。

佐藤の準決勝の相手となるのは、昨年優勝の奥原希望(太陽ホールディングス)だ。自粛期間を超えて成長著しい齋藤栞(ACT SAIKYO)との対戦は、第1ゲーム序盤から奥原が8−0と大きくリード。微妙に変化を加えて打ち分けるカットで、次々とエースを奪っていく。齋藤も力強いクリアーで応戦するが、なかなかチャンスをつかめない。「1球ずつ大事にラリーしたい」と話す奥原に大きな崩れはなく、21−10、21−9でゲームオーバーとなった。

第1シードの山口茜(再春館製薬所)は、水井ひらり(NTT東日本)に、21-10、21-12と快勝。安定したフットワークでコートをカバーし、力強いスマッシュで次々とノータッチエースを決めた。

準決勝で山口と対戦するのは下田菜都美(広島ガス/上写真)。2回戦でA代表の大堀彩(トナミ運輸)を下し、準々決勝ではB代表の髙橋明日香(ヨネックス)と対戦した。第1ゲームを18-21で落とした下田だったが、続く第2ゲーム、最終ゲームをどちらも19本で奪い返して逆転勝利。2019年の全日本社会人女王が、底力を見せて勝ち上がっている。

▼準々決勝

山口茜(再春館製薬所)②〔21-10、21-12〕0●水井ひらり(NTT東日本)

下田菜都美(広島ガス)②〔18-21、21-19、21-19〕1●髙橋明日香(ヨネックス)

佐藤冴香(ヨネックス)②〔21-14、16-21、21-18〕1●川上紗恵奈(北都銀行)

奥原希望(太陽ホールディングス)②〔21-10、21-9〕0●齋藤栞(ACT SAIKYO)

▼準決勝(26日)

山口茜(再春館製薬所)− 下田菜都美(広島ガス)

奥原希望(太陽ホールディングス)− 佐藤冴香(ヨネックス)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2020/12/25

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