【全日本総合2020】注目ペアの金子&松友が大学生ペアを破り1回戦を突破!<2日目ダイジェスト-1>

12月23日に開催された第74回全日本総合(東京・町田市立総合体育館)2日目は、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスの3種目1回戦が行なわれた。前日の男子・女子ダブルスに引き続き、大会2日目もシード選手らが順当に勝利を飾るなど、好スタートを切っている。ここでは、混合ダブルスのダイジェストを紹介する。

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【混合ダブルス】

出場24ペアで、シードは2回戦(24日)から登場する混合ダブルス。1回戦で注目を集めたのは、日本ユニシスの金子祐樹/松友美佐紀(上写真・手前)。男女ダブルスで世界を舞台に戦ってきた2人は、今年から本格的にペアを組んでおり、総合は初出場となった。海外での実績があるため世界ランキングは19位に位置しているものの、今回はノーシードとなり、1回戦で大学生ペアの山澤直貴/山口萌(法政大)と対戦した。

「あまり見たことのない相手。自分がイメージしていたスタイルと違っていて、対応できない部分があった」(金子)、「特に私がとても硬かった」(松友)というように、第1ゲーム序盤は山澤/山口のペース。弾むように動き回る大学生ペアは、山澤の強打から山口が前衛で仕留めるパターンが次々とハマり、11−6と山澤/山口がリードして折り返した。

中盤は金子/松友が15オールと並ぶも、山澤/山口が再びリード。19−19で追いついた金子/松友が、20−19で先にゲームポイントを握るが、山口のサービスプッシュで20-20。しかし、金子/松友は、ここで慌てずラリーを作り、第1ゲームを22−20で奪った。

第2ゲームは、「試合が進むにつれて少しはよくなっていったと思う」(松友)というとおり、安定した試合運びで21−11。特に終盤は、「攻めているとき本当に点数が欲しい場面で、無理してでも打って行こうと思った。それがいい結果につながった」(金子)と世界レベルの攻撃力を披露。終わってみればストレート勝利で、2回戦進出を決めた。

「目標は優勝。最終的には、世界で勝てるようにというのが一番の目標。そのために、ここで結果を残して代表に入らないといけない。結果を残したいです」と金子。新たな種目で世界を見据える2人は、2回戦で日本B代表の緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)と対戦する。

そのほか、金子/松友と同チームの岡村洋輝/星千智(日本ユニシス)は、ファイナルゲーム73分の激闘の末に勝利。混合ダブルスで実績のある鈴木大裕/今井優歩(東北マークス/ACT SAIKYO)もファイナル勝負を制した。また、小野寺雅之/吾妻咲弥(早稲田大)、仁平澄也/上杉夏美(明治大)と、大学生2ペアが2回戦進出を果たしている。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2020/12/23
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