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【イベント情報】再春館の単複エース、山口&志田&松山がトークショーに登場!

2月3日、東京都港区のヨネックス東京ショールームにおいて、再春館製薬所に所属する山口茜、志田千陽、松山奈未の日本代表3名によるトークショーが行なわれた(2月2日のトナミ運輸5選手よるトークショーはこちら)。

今回のトークショーでは、再春館製薬所OGで2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希さんが司会を担当。後輩3選手を愛のあるいじりで和ませながらトークを進め、応募で集まった40人以上のファンを楽しませた。

ここでは、トークショーの一部を紹介しよう。

平日開催だったトークショーに多くのファンが来場した

――3人は憧れの選手などはいますか?

山口「えっと…、藤井さん…です(笑)。ダブルス選手ではありますが、昔は…昔といったらあれですけど、学生のときはシングルスもされていて(編集部注:インターハイ優勝など)、頭のいい、戦術に長けたプレーを展開していくのがすごいなと思っていました」

志田「近くで見ていたというのもあり、藤井さん、垣岩(令佳)さんのペアはお手本にしています。私自身のプレースタイルから憧れにしているのは、韓国の鄭景銀(ジュン・キュンユン)選手。プレーを見てよくマネをしています。リオ五輪で初めて見たとき、攻撃力がすごくて一目惚れしたという感じです。後衛からの打ち分けを見て勉強しています」

松山「私も、もちろん藤井さんに憧れていますが、最近は男子のダブルスを見るのが好きで、インドネシアのセティアワン/アッサンのプレーを見ます。私たちと違って無駄な動きがなく、そういうプレーが見ていておもしろいです」

――ヨネックスの製品を使用していると思いますが、ここがいいという製品があれば教えてください。

松山「いま使っているラケットがナノフレア700です。すごく軽くて球持ちがいいので、ずっと使っています。皆さんもぜひ…いかがでしょうか(笑)」

志田「ラケットだと私が使っているナノレイ900も気に入っていますが、それ以外だと、ダウン(ジャケット)など着る物がとても温かい。母にあげると大絶賛していました。応援に来るときや、寒いときに着てみてください」

山口「海外の試合に出ると、ヨネックスさん以外のメーカーのシャトルを使用するときもありますが、ヨネックスさんのシャトルのほうがコントロールしやすく、(冠スポンサーが)ヨネックスさんの大会の時に一番勝っているのかなと思います」

――皆さんがここまで強くなった練習や、これが大事ということを教えてください

山口「私の場合は、動画を見るとかではなく、体育館で一緒に練習している人など、いろんな人のプレーを見て、“いいな”と思ったらすぐにマネをしていました。どの練習がというよりも、人のマネをして打つことが多かったので、それが今のプレーに生きているのかなと思います」

志田「どんな練習でも一生懸命に取り組んでいました。私はあまり(プレーの)読みとか、2人のように球の触り方のセンスがあるわけではなく、気持ち一つでやってきたので、とにかくミスをしないように全力でコートに返す。こういう単純なことを繰り返してここまでこれたし、成長したのかなと思っています。(小学生のときにやっていた練習は?)毎日ステップやフットワークをやっていましたし、家の庭でも強い選手をマネをしながらフットワークをした記憶があります。あとは、自分がやった練習ではありませんが、小さいときにもっとネット練習をしておけばよかったなと後悔したことがあります。技術的な練習を、小さいときにもっとやっておけばよかったです」

松山「私もこれといった練習がないのですが、(社会人では)練習でやったローテションなどが試合ではまったり、決まったりしたときに、“あの練習をしておいてよかった”と思うことがあるので、試合で使える練習を頑張ること(が大事)です。(ジュニア時代にやっていた練習は?)私が入っていたジュニアチームでは、ラケットをすくうシャトル拾いというのがあって、それが今にどうつながったかはわかりませんが(苦笑)、その練習をよくやったのは覚えています」

終始落ち着いた様子で質問に答えていた山口茜。「あまりこういうたイベントをしたことがなく、ファンの方と近くで交流することができてよかったです」
「不安だったけどちゃんと話せてよかったです」と、イベント後に安堵(ど)の表情を浮かべていた志田千陽
初めてのトークショーについて「藤井先輩が進行してくれたのですごいやりやすかったです」と振り返った松山奈未
トークショーの司会は初めてという藤井瑞希さん。自身のエピソードも巧みに交えながら3選手と軽快なトークで進行した
トークショー後は、参加者を対象にしたサイン会や記念撮影も実施

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/幡原裕治

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