【全日本総合2019】渡辺&東野が貫禄の3連覇!<混合ダブルス>

12月1日に開催された第73回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。ここでは混合ダブルスのダイジェストを紹介しよう。

【混合ダブルス】

王者はやはり強かった。

3連覇に向けて、順調な勝ち上がりで決勝に進出した渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗(日本ユニシス)。準々決勝ではB代表の山下恭平/篠谷菜留(日本体育大/日本ユニシス)を退け、準決勝でも22・23歳の渡辺/東野よりもさらに若い、19歳コンビの緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)を2−0で下していた。

一方、反対の山から決勝に進んだのは、今年の全日本社会人王者・西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)。準々決勝の保木卓朗/永原和可那(トナミ運輸/北都銀行)戦は、保木のケガによる途中棄権で勝利をつかんだが、準決勝では金子祐樹/中西貴映(日本ユニシス)を2−0のストレートで勝利し、初の総合ファイナリストとなった。

昨年の総合・準々決勝以来となる2ペアの対戦は、第1ゲーム序盤、「相手が緊張していると思ったので、自分たちが思いきって入ろう」(西川/上写真・右)としたNTTペアが、積極的に攻撃を仕掛ける。「3連覇がかかり、力が入って緊張した」(渡辺)という王者が後手にまわるシーンもあり、互いのスコアは目まぐるしく変わっていく。だが、中盤以降に主導権を握ったのは渡辺/東野。サウスポーからの強打を持つ西川のバック奥をつきながら、少しずつ点差を広げて21-13で先制した。

第2ゲームに入ると、スピードが上がる中で前衛の東野がネット前の勝負を制し、渡辺の緩急をつけたアタックにつなげていく。3点差以上のリードを保ち試合を進めた渡辺/東野が、最後は21-15に抑えて優勝。日本の第一人者としての貫禄をみせ、3連覇を達成した。

国内では常に追われる立場となる2人だが、「プレッシャーがあるなかでも、自分たちは今回の試合を楽しめたんじゃないかなと思います」と笑顔を見せる東野。日本に“敵なし”を印象づけた上で渡辺は、「東京オリンピックで金メダルを持って返ってこられるように、僕ら自身も努力したいと思います」と、力強く語った。

総合の決勝を争った2ペア。左から西川裕次郎、尾﨑沙織、東野有紗、渡辺勇大

取材・文/バドミントン・マガジン編集部写真/菅原淳


投稿日:2019/12/02
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