【全日本総合2019】「おそらく今日が最後の試合」(三谷)<コメント-6>

日本一を決める「第73回全日本総合選手権」が、11月26日に開幕した。今年も東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館を舞台に、12月1日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会3日目の28日は、各種目2回戦を実施。ここでは、女子シングルスの注目選手のコメントを紹介する。

三谷美菜津(NTT東日本)
結果:2回戦、大家夏稀(NTT東日本)に1-2で敗戦

「ケガが多くて思うように練習ができていなかったので、最後はそれが出ちゃったかなという感じですね。ケガはいろんなところです。全日本社会人の前にケガをして、2カ月くらい練習できていなくて、全日本総合の1週間くらい前にコート全面を動けるくらいになったという状態でした。なので、まあ、こんな感じかなと(笑)。

おそらく、今日が現役最後の試合です。あとはS/Jリーグに出るかどうかですが、今年で引退します。最後にチームの後輩と対戦できてよかったかなと思います。

ここ10年くらいは日本代表でプレーしたりと、ずっと追われる立場で、いつもすごく苦しい試合ばかりだったので、最後は楽しくやりたいと思っていました。今日、それができたので、本当によかった。

いいこともあったけど、ほとんど苦しいことばかり。でも、それがやりがいでもあったし、ここまでできた要因だったとも思います。バドミントン人生には悔いはないかなと。

今後は、会社に残って会社員として働きます。去年、全日本総合でベスト8入りし、B代表には選んでいただいたんですけど、自分の中でやりきった気持ちがあったので、代表を自分から辞退しました。あとはチームに残って、自分にできることをやりたいという気持ちでした。自分の希望通りの道を進めたと思います。

何年後かにまたバドミントンに何かのかたちで関わることがあるかもしれないですけど、いままで、たくさん我慢してきたことがあったので、少し自分の時間を楽しみたいです」

大家夏稀(NTT東日本)

結果:三谷美菜津(NTT東日本)に2-1で勝利

「三谷先輩には、少し苦手意識がありました。大阪国際で2年連続で負けていて、今回、3度目の正直。絶対に負けないという気持ちと、先輩に恩返しがしたいという気持ちだったので、勝てたことはうれしいですし、大きな壁を乗り越えられたかなと思います。

1ゲーム目は、意識していたぶん硬くなってしまい、昨日みたいに動けなくてどうしようかと思ったんですけど、2ゲーム目から開き直って、相手の球を一球でも多く返す気持ちでラリーをしたら、相手がミスをしてくれた。そこから自分の流れがきて、いい展開に持って行けたかなと思います。

(ミックスゾーンに来て、涙があふれたのは)三谷先輩は去年、日本代表を辞退していて……。ここで先輩のためにも勝ちたい、勝たなきゃって、いろんな気持ちがありました。これから先輩が抜けるとなったとき、やっぱり(自分が)勝たないと先輩もなかなかやめられないと思う。これからチームのエースとしての自覚を持って、やっていかなきゃいけないという気持ちです」 

(準々決勝は奥原希望選手〈太陽ホールディングス〉と対戦)

世界のトップをめざすとなったら、奥原さんに勝てるくらいにならないと。次の代表に入っていくことを考えたら、明日は奥原さんに勝つ気持ちで戦いたいと思います」

 

奥原希望(太陽ホールディングス)
結果:2回戦、下田菜都美(広島ガス)に2-0で勝利

奥原「総合の女子シングルスはいつも朝イチに組まれているのに、今回はスケジュールが変わって海外の試合と似た感じ。ワクワクしています。社会人で優勝した相手だったので、昨日より緊張感があり、また総合特有のムードにミスが多かった。でも特に2ゲーム後半にはそれが修正でき、最後まで足を動かしてスピードで上回ることができたと思います。

昨日よりよくなりましたし、ここからは試合ごとに相手が上がっていくことを考えると、いい試合ができました。若い選手が伸びてきて、明日も若い相手ですが、まだまだ、というところを見せたいですね」

 

取材・構成/楊順行、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

 


投稿日:2019/11/28
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