【世界選手権2019】松本&永原と福島&廣田が再び決勝で対戦!<女子ダブルス>

8月19日より開催されている『第25回世界選手権』(スイス・バーゼル)。大会6日目の24日は、各種目の準決勝が行なわれた。ここではともに決勝進出を果たした女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那の試合をレポートする。

福島/廣田は、準々決勝で髙橋礼華/松本美佐紀を破った李茵暉(リ・インフイ)/杜(ドゥ・ユェ)を21-11、21-17のストレートで破り、決勝進出を決めた。

前日の激闘を経てややスピードのない中国ペアを攻め、第1ゲームは21-11と圧倒。しかし、「第2ゲームは相手の気持ちと体の動きが上がってきたのがわかった」と福島が振り返ったように、接戦となった。

相手はドライブ戦で前後に動く体力を温存しながら、チャンスで強打というパターンで中盤に得点。16-16と緊迫した場面で、微妙な判定があり、16-17とされたが、「しょうがないと思って、まずは1点とろうと切り替えた」(福島)と、そこから怒涛の5連続得点で勝負を決めた。

3年連続での決勝進出。過去2回は銀メダルに終わっているが、「悔しい思いをして、また決勝の舞台に立てるので、自分たちでつかみにいく強い気持ちをもって1点1点積み重ねたい」(廣田)、「去年は勝ちたい気持ちが先走ってしまったので、今回は目の前の1点1点をとりにいって、3度目の正直になれば」(福島)と語った。

昨年、初出場にして金メダルを獲得した松本/永原も、2年連続の決勝進出。グレイシア・ポリイ/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア)を21-12、21-19で破った。

第1ゲームは松本/永原が攻撃的なプレーを見せて21-12。第2ゲームはポリイ/ラハユが仕掛けるノーロブの速い展開からチャンスを与えて強打される場面もあったが、そのドライブ戦でも決して負けていなかった。20-17とマッチポイントを握ってから2連続得点を許したが、最後は永原が強打を押し込み、勝負を決めた。

「今日は(昨日対戦し、途中棄権で終わった)先輩たちの分までと思って全力で戦い抜けた」と松本。また、2年連続決勝で福島/廣田と対戦することについて「明日も日本人対決ができるということはすごいこと。決勝の舞台を楽しんでいいプレーができれば」と永原は語っている。

なお、日本協会の発表によると、準々決勝で負傷した米元は、左アキレス腱の断裂で、帰国後に精密検査を行なう。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

投稿日:2019/08/25

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