【世界選手権2019】「明日からはメダルの色にこだわってやっていきたい(保木)」<準々決勝:選手コメント-3>

8月23日に開催された25回世界選手権(スイス・バーゼル)5日目は、各種目の準々決勝が行なわれ、世界の頂点をめざす日本代表選手らが、まずはメダルをかけて激闘を演じた。ここでは、戦いを終えた選手たちの試合後のコメントを紹介しよう。

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MD:保木卓朗(左)/小林優吾

準々決勝:園田/嘉村に21−16、18−21、21−15の2−1で勝利

保木 ファイナルゲームでリードしてマッチポイントを迎えましたが、僕は焦っていて、点差がない状態のようなメンタルでプレーしていました。最後は、2人で押しきれてよかったです。とりあえず、相手を(前後左右に)振ろうと思っていて、それがファイナルゲームでうまくはまったと思います。

(好調で結果が出ているが?)インドネシアOPのときは、どこまでいけるかわからないと思っていましたが、今大会はメダル獲得を重要視していたので、達成できてよかったと思います。明日からはメダルの色にこだわってやっていきたいです。

小林 自分たちのプレーを最後まで出せたことは、よかったと思います。第2ゲームは、相手が自分たちにドライブを打たせようとする形を作っていましたが、ドライブだと、園田選手のリスト(手首の力)が強くて破れなかったので、ネット前に切って、チャンスを作って僕が決めにいく形にしました。

MD:園田啓悟/嘉村健士(手前)

準々決勝:保木/小林に16−21、21−18、15−21の1−2で敗戦

園田 健士が前でチャンスを作ってくれても、自分がワンテンポ遅れてしまうことが多々ありました。そこで決めきれずに、ロングレシーブをされて向こうの攻撃に変わって決められる展開になってしまいました。

嘉村 ファイナルゲームの出だしでペースを上げないといけないのに、スローテンポの中でミスが生まれて、簡単に点を与えてしまいました。それでは、こういう緊迫した場面では厳しくなると思います。最後、負けるときはパワーで押しきられたり、レシーブでやられたりしていて。こっちが攻める形を作れていれば勝てるけど、作れないと厳しい。

2人とも強いペアだと意識して臨みましたが、最後に打ちきれなかったことが敗因。五輪レースのポイントを考えても勝ちたかったのですが、自分たちのほうが弱いと感じたので、ただ対戦するのでなく、作戦を立てていかないといけないと思います。

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取材・構成/平野貴也

写真/菅原淳

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MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス

投稿日:2019/08/24

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