【日本RC】高校生の奈良岡功大がベスト4進出!<男女シングルス準々決勝>

5月25日から、サイデン化学アリーナ(埼玉県さいたま市)で開催中の「2019年日本ランキングサーキット」は大会3日目、各種目準々決勝が行なわれ、ベスト4が出そろった。男女シングルスのダイジェストと結果、明日の対戦カードをお伝えしよう。

【男子シングルス】

高校1年生時にベスト4入りを果たしている奈良岡功大(浪岡高)が2年ぶり2度目となる準決勝進出

高校生で唯一勝ち残っている奈良岡功大(浪岡高)が、4月の大阪国際で優勝するなど心境著しい社会人3年目の渡邉航貴(日本ユニシス)に勝利した。両者ともに序盤から動きがよく、精度の高いショットを打ち込む互角のラリーを展開。終盤まで接戦が続いた第1ゲームは、21−19で奈良岡が先取した。第2ゲームも点差が大きく離れることなく進み、奈良岡が20−19でマッチポイント。ファイナルゲームに持ち込みたい渡邉だったが、置きにいったレシーブをネットにかけてゲームオーバー。2−0ながら1時間に及ぶ熱戦を制した奈良岡が、高校生にしてベスト4進出を果たした。

下農走(トナミ運輸)と古賀穂(NTT東日本)の試合も、1時間を超える激闘だった。ともにB代表で、サウスポーで、同い年というライバル対決。第1ゲームは古賀がラリーを支配して先取。第2ゲームは、下農が気合を込めながらも落ち着いたプレーで取り返し、勝負はファイナルゲームへ。互いにエースショットを決めて声をあげながら、気持ちの入ったラリーを展開。終盤まで重いスマッシュを打ち込んだ下農が20−18でマッチポイントを握り、最後は古賀のスマッシュがネットにかかる。下農がこの日一番の雄叫びと、渾身のガッツポーズを決めた。

同級生対決を制してベスト4入りを決めた下農走(トナミ運輸)

もう一つあった同い年対決は、日本ユニシスの五十嵐優と小野寺裕介による同チーム対決でもあった。手の内を知る者同士の戦いは、こちらもファイナルゲーム、1時間を超える熱戦に。第1ゲームを失った五十嵐が気持ちを切らさず攻め続け、逆転勝利を収めた。また、二人と同じ日本ユニシスの坂井一将は、大学生を倒して勝ち上がってきたベテラン・古財和輝(龍谷大職員)にストレート勝利。互いにライン際を正確にねらう緻密なショットでラリーを刻み合い、見応えのある試合を披露した。

2回戦ではB代表の大林拓真(早稲田大)を下してベスト8に名を連ねた古財和輝(龍谷大職員)

◆準々決勝・結果

坂井一将(日本ユニシス)②〔21-19、21-18〕0●古財和輝(龍谷大職員)
下農 走(トナミ運輸)②〔13-21、21-17、21-18〕1●古賀 穂(NTT東日本)
五十嵐優(日本ユニシス)②〔19-21、21-19、21-17〕1●小野寺裕介(日本ユニシス)
奈良岡功大(浪岡高)②〔21-19、21-19〕0●渡邉航貴(日本ユニシス)

◆準決勝の組み合わせ(28日)

坂井一将(日本ユニシス) - 下農 走(トナミ運輸)
五十嵐優(日本ユニシス) - 奈良岡功大(浪岡高)

【女子シングルス】

昨年優勝の三谷美菜津(NTT東日本)を下した髙橋明日香(ヨネックス)

4試合中3試合がファイナルゲームとなった女子シングルス。B代表の髙橋明日香(ヨネックス)は、昨年優勝の三谷美菜津(NTT東日本)に第1ゲームを奪われながら逆転勝利。ファイナルゲームになっても衰え知らずのスピードとパワーで攻め続け、序盤から8−0と大量リード。動きのいい三谷を相手にノータッチエースを決めるなど反撃を許さず、21−12で勝利を収めた。

一昨年の決勝の再戦となった齋藤栞(ACT SAIKYO)と仁平菜月(トナミ運輸)の試合は、低いロブで相手を左右に振って厳しいところを攻め合う、見ているだけで苦しくなる展開に。第1ゲームは21−18で齋藤が先取。第2ゲームは20−17で齋藤がマッチポイントを握るも、仁平が追いつき22−20で奪い返した。ファイナルゲームも手に汗握る一進一退の攻防が続き、齋藤が20−19で2度目のマッチポイント。やや苦しい体勢から果敢に沈めたカットを、仁平がレシーブミスしてゲームオーバーとなった。敗れた仁平は、右ヒザのケガから本格復帰。安定感のあるフットワークと力強いショットを披露して、ここからの浮上を期待させてくれた。

齋藤のチームメートで埼玉栄高校の後輩でもある林樂(ACT SAIKYO)は、仲井由希乃(再春館製薬所)に逆転勝利。はずむようなフットワークから積極的にスマッシュを打ち続け、最後の1点もラウンドからクロススマッシュを決めた。なめらかなフットワークと鋭いスイングでエースショットを奪った仲井だったが、ファイナルゲーム中盤以降のミスが痛かった。高卒1年目の水井ひらり(NTT東日本)は、大学生で唯一勝ち残っていた池内萌絵(日本体育大)にストレート勝ち。まだ10代ながらフィジカルの強さを感じさせるプレーと、勝負どころのクロスショットが光り、ベスト4に進出した。

2回戦で峰歩美(再春館製薬所)を破った林樂(ACT SAIKYO)が準々決勝も制してベスト4入り

◆準々決勝・結果

髙橋明日香(ヨネックス)②〔18-21、21-19、21-12〕1●三谷美菜津(NTT東日本)
齋藤 栞(ACT SAIKYO)②〔21-18、20-22、21-19〕1●仁平菜月(トナミ運輸)
林 樂(ACT SAIKYO)②〔18-21、21-14、21-15〕1●仲井由希乃(再春館製薬所)
水井ひらり(NTT東日本)②〔21-17、21-17〕0●池内萌絵(日本体育大)

◆準決勝の組み合わせ(28日)

髙橋明日香(ヨネックス) - 齋藤 栞(ACT SAIKYO)
林 樂(ACT SAIKYO) - 水井ひらり(NTT東日本)

 

取材・文/平田美穂

写真/井出秀人


投稿日:2019/05/27

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