【福井国体】埼玉が5年ぶり10度目の頂点に!<少年男子>

第73回国民体育大会が福井県勝山市で開催。8日に大会最終日を迎えて、各種目で決勝戦と3位決定戦が行なわれた。ここでは、少年男子のダイジェストをお伝えしよう。

【少年男子】

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高校選抜とインターハイの両方で団体戦の頂点に立つなど、圧倒的な強さを誇った今年の埼玉栄。その埼玉栄のメンバー3名による埼玉チームが、今大会でも輝きを放った。

その中心となっていたのは、インターハイ3冠を達成した緑川大輝だ。大阪との決勝戦を迎えた埼玉は、緑川と武井優太のペアが、ダブルスで宇治巧登/佐野大輔を相手に17本、18本で勝ちきる。すると、緑川は間髪入れずに続く第1シングルスにも出場。高橋洸士から第1ゲームを19本で奪い優位に立つと、第2ゲームは11本と圧倒。第2シングルスに控えていた加藤太基に試合をまわすことなく、自らの単複で決着をつけた。埼玉が5年ぶり10度目の栄冠を獲得するとともに、埼玉栄としても選抜、インターハイに続く団体戦のタイトル奪取で”最強チーム”を印象づけた。

埼玉の緑川大輝(左)/武井優太
緑川大輝(左)/武井優太(埼玉)
シングルスを担った大阪の高橋洸士
大阪の高橋洸士

◆優勝コメント

埼玉・大屋貴司監督

「埼玉栄では、”団体戦を第一に”と常日頃からいっています。団体戦がある大会は、選抜とインターハイと国体の3つ。選抜とインターハイは優勝できていたので、今大会で団体戦のグランドスラムを達成して卒業しようと話していたんです。今年の(埼玉栄の)3年生は団結力と結束力があり、実力もある学年だったと思います」

【少年男子・結果】

▼決勝(8日)

埼玉 2—0 大阪

緑川大輝/武井優太②〔21−17、21−18〕0●宇治巧登/佐野大輔

緑川大輝②〔21−19、21−11〕0●高橋洸士

▼3位決定戦(8日)

岡山 2—0 北海道

一井亮太/藤井凌②〔21−17、21−17〕0●蝦夷森駿/上山昇大

一井亮太②〔21−13、21−18〕0●太田竣

▼準決勝(7日)

埼玉 2-0 北海道

大阪 2-0 岡山

▼準々決勝(7日)

埼玉 2-1 宮崎

北海道 2-0 兵庫

大阪 2-0 福井

岡山 2-0 福岡

 

取材・文/吉井信行
写真/江見洋子

投稿日:2018/10/09
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