【選手情報】ロンドン五輪銀メダリストのフジカキが今シーズンで引退を発表!

フジカキ引退

9月19日に、2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希/垣岩令佳が、今シーズン限りで現役を引退することを、藤井のオフィシャルウェブサイトならびに、垣岩の所属先である再春館製薬所が発表した。

二人は2011年に伝統の全英OPで準優勝の好成績を収めるなど、当時の日本女子ダブルスを牽引。2012年ロンドン五輪では、日本バドミントン史上初となる銀メダルを手にしている。翌13年にペアを解消したあと、垣岩は前田美順とのペアで14年世界選手権で銅メダルを獲得。藤井は14年にチームを離れ、ドイツ、イングランドのナショナルリーグでプレーをした。

17年、藤井が再春館製薬所に復帰を果たし、フジカキが再結成。その年の全日本社会人ではベスト4の成績を残した。その後も全日本総合、S/Jリーグでプレーしたた二人。今年は9月上旬の全日本社会人でベスト16、藤井が後輩・小野菜保とのペアで参戦したベルギー国際(IC)で、準優勝の成績を残している。

今季残りの大会ではフジカキが見られる可能性があるのは、S/Jリーグや全日本総合などの全国大会となる。なお、垣岩は現役引退後、同チームでコーチをすることをあわせて発表している。

二人のコメントは以下の通り。

藤井「この度、12月から始まるS/Jリーグを最後に現役を引退する運びとなりました。2012年には目標としていたロンドンオリンピックにも出場でき、その後、かねてより夢であった海外リーグにも挑戦させていただきましたそして、昨年垣岩とのペアを再結成させてもらい、また二人で同じ目標に向かって努力することができて、とても満足のいくバドミントン人生を送ることができました。苦しい時期があっても頑張れたのは、支えてくれた家族・スタッフ、応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

これからは、25年間の現役生活で学んだことを生かし、どんなことにもチャレンジし続ける人生を送りたいと思っています。引き続き残りの試合も全力で頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いいたします」

垣岩「今季限りで、23年間の現役生活を終える決断をいたしました。これまで多くの方々に支えていただき、応援していただけたおかげで大好きなバドミントンをこまで続けてこれました。

小学校6年生のときの夢で、「オリンピックで金メダル」と壇上でいったことを、今でも覚えています。その夢には届かなかったですが、高校で「藤井瑞希」という1人の先輩と出会い、その今までで一番影響を受けた大好きな先輩とオリンピックで楽しく試合ができたことを本当にうれしく思います。

ケガもあり、辛く苦しい時もありましたが、どんな時も周りの方々が励まし、温かい声をかけてくださったおかげでとても幸せな選手生活でした。

今後は再春館製薬所バドミントン部のコーチとして、私自身が教わってきたこと、経験してきたことなどを後輩たちに伝えていきたいと思っています。大好きなバドミントンに出会えて、たくさんの方々に出会えて幸せでした。本当にありがとうございました」

文/バドミントン・マガジン編集部(再春館製薬所のプレスリリースを基に作成)

写真/Getty Images

投稿日:2018/09/21
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