【大会結果】百十四銀行とトヨタ自動車が日本リーグに復帰!<チャレンジL:女子>

2月25日に開催された『チャレンジリーグ2017』(東京・立川市/柴崎市民体育館)最終日は、男女リーグの順位決定戦が行なわれた。ここでは女子リーグのダイジェスト・リーグ順位を紹介しよう。

新規加盟3チームを加え、10チームが参戦した女子。1次リーグ(24日)は2つのリーグで行なわれ、各リーグ上位2チームが決勝(1〜4位決定)リーグを争った。

その決勝リーグには、トヨタ自動車、百十四銀行、AC長野パルセイロBC、丸杉の4チームが進出。女子は1次リーグの勝敗がそのまま決勝リーグの結果に反映されるため、トヨタ自動車(○2−1長野パルセイロ)、百十四銀行(○3−0丸杉)が1勝、長野パルセイロ、丸杉が1敗の状況で残りのリーグ2試合を戦っている。

最終日(25日)に実施された第2試合。ここで白星をつかんだのは百十四銀行と丸杉。百十四銀行は長野パルセイロからダブルス2本を奪って2勝目をつかむと、もう1試合は丸杉がトヨタ自動車を2−1で制して1勝1敗とした。

優勝&昇格の行方は第3試合にもつれると、先にリーグ優勝、そして日本リーグの昇格切符をつかんだのが百十四銀行だ。トヨタ自動車との勝負では、第1ダブルスの柴村真希/藤本陽奈、シングルスの宮沢麻耶が立て続けに白星を奪取。第2ダブルスの結果を待たずしてチームの勝利が確定し、1次リーグから全勝とした百十四銀行が久々の日本リーグ復帰を決めている。

隣のコートで行なわれていた長野パルセイロと丸杉の試合は、長野パルセイロが第1ダブルス、シングルスを制して決勝リーグ初勝利。これにより、トヨタ自動車、丸杉、長野パルセイロの3チームの勝敗が1勝2敗で並んだが、マッチ率でトヨタ自動車と長野パルセイロが先行する。

トヨタ自動車は、百十四銀行戦の第2ダブルスが負ければ3位となる状況だったが、この勝負を坪井梨恵/二村ひとみが2−0で勝利。これにより、ゲーム率で長野パルセイロを上回ったトヨタ自動車がリーグ2位となり、日本リーグ復帰を決めている。

女子リーグの順位は以下の通り。

◆1〜4位決定リーグ

百十四銀行

優勝:百十四銀行(3勝)

山田比呂志総監督「ここまでいい結果が出るとは思っていなかった。みんなが一戦必勝で心を一つにできたのがよかったと思います」

落合智世監督「(優勝は)うれしいですね。選手もそうですが、支えてくださった皆さんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。みんなで勝ちにいった、というのが(全勝優勝)つながったと思います」

樫栄祥子主将「予選リーグから今日の2試合まで、コートに立った選手、応援した選手、スタッフのみんなで戦えたと思います。“みんなで一つになってあがろう”といい続けた成果が出たと思います」

トヨタ自動車

準優勝:トヨタ自動車(1勝2敗)

福田昭典監督「(勝敗で)並んだときはどうなるかと思ってました。男子とのアベック優勝はできませんでしたが、最後に女子が昇格できてよかったなと思います。昨年の夏から練習内容を変えて、まずはしっかり打てること、そして走ることを中心にやってきました。だからこそ、最後(百十四銀行戦の第2ダブルス)も打ちきれたのかなと思います」

井部恵理香主将「(日本リーグ復帰は)すごくうれしいです。あきらめないという気持ちがみんな一致していたので、その団結力がよかったのかなと思います」

3位:AC長野パルセイロBC(1勝2敗)

4位:丸杉(1勝2敗)

※百十四銀行とトヨタ自動車が日本リーグに昇格

※2位と3位はゲーム率、2&3位と4位はマッチ率による

◆女子リーグ・5位以下

5位:豊田通商

6位:みずほフィナンシャルグループ

7位:JP日本郵政

8位:TEAM神奈川

9位:三菱自動車京都

10位:JR東日本

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2018/02/25

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