【SS情報】ラチャノック・インタノンが3連続Vの快挙! 女子シングルス

3月初旬の全英OPから始まった今年のスーパーシリーズ(全12戦+SSファイナル)は、6月第2週のオーストラリアOPを終え、シリーズの半分が終了した。ここではスーパーシリーズを中心に、各種目の上半期成績を振り返ろう。第2弾は女子シングルスの状況を紹介する。 女子

上半期のスーパーシリーズ・女子シングルスで目立った成績を残したのが、タイのエース、ラチャノック・インタノンだ。3月下旬からのインドOP、マレーシアOP、シンガポールOPのSSで3大会連続優勝を達成。“3大会連続”の記録は2011年に中国の汪鑫、2012年に同じく中国の李雪芮が果たしており、インタノンは同種目で3人目。“3週連続V”となるとSSが始まって以来、初の快挙となる(ただし、その年によって開催日程やSS大会に変更があるため、3週連続でSSが開催されるケースはほとんどない)。

ラチャノック・インタノン
ラチャノック・インタノン

 

インタノンは世界ジュニア3連覇(09〜11年)などを達成し、同世代では抜きん出た成績を残している。シニアを主戦場としてからも13年に世界選手権で優勝を果たすなど、名実ともに世界トップの選手となった。14年はケガの影響や他国の厳しいマークで不振に陥ったが、15年はアジア選手権、インドネシアOPで優勝。SSやGPGでコンスタントに上位をキープするようになり、16年の春ごろに再び覚醒。3連続優勝もあって世界ランキングでは1位に輝いている(現在は4位)。

 

このほかのSSでは、日本の奥原希望が全英OPを制し、6月のインドネシアOPは戴資穎(台湾)、そしてオーストラリアOPはサイナ・ネワール(インド)が久々にタイトルを獲得した。日本のエースである奥原は、15年に2つのSSタイトルをつかんでおり(ヨネックスOPジャパンとSSファイナル)、16年第1戦の全英OPも制して好スタートを切った。その後はコンディションがなかなか上がらず上位進出を逃しているが、実力的には世界トップクラスであるのは誰もが認めるところ。今後の巻き返しに期待がかかる。

女子シングルス
今年の全英OPを制した奥原希望

サイナ・ネワール、戴資穎は、どちらも久々にタイトルを奪取した。過去にもSS優勝を経験している2人だが、中国選手に連勝しての優勝は大きな自信となったはず。勢いに乗れば怖い存在なだけに、インタノンのように優勝数を重ねてくることも大いに考えられる。

女子シングルス
好調を維持している台湾のエース・戴資穎
インドのエースを担うサイナ・ネワール
インドのエースを担うサイナ・ネワール

 

後半戦は女王たちの巻き返しに期待

全盛期に比べて勢いを失っている中国。上記の成績表通り、今年前半は王儀涵、王適嫻、李雪芮、孫瑜の4選手が準優勝の成績を残しているが、裏を返せばあと一歩のところでSS制覇を逃している状況だ。6大会中5大会で決勝戦に勝ち進むのはさすがだが、SS優勝“ゼロ”は屈辱的な結果ともいえる。リオ五輪、そしてSS後半戦での反撃に注目が集まる。

李雪芮(左)と王適嫻
李雪芮(左)と王適嫻

今年に入って結果が振るわない選手もいる。それが2015年SS4大会で優勝を飾っているキャロリーナ・マリーン(スペイン)だ。今季のSS成績は全英OP、インドネシアOPの4強2回に留まっており、昨年の猛烈な勢いは一息ついた印象。世界ランキングは1位に就いているが、2位以下とのポイント差も接近。厳しいマークによって苦しい結果は続いているが、さらなる強化で再びSSでの上位争いに加わりたい。

14、15年世界選手権優勝のキャロリーナ・マリーン(スペイン)
14、15年世界選手権優勝のキャロリーナ・マリーン(スペイン)

 

若手選手に目を向けると、日本の山口茜、中国の何冰嬌が4強入りを果たしている。SS優勝経験のある山口、そして中国の次期エース候補・何冰嬌は実力的にシニア選手たちとも対等に戦えるが、1年間の長いシリーズで考えるとフィジカル面に不安が残る。今後は格上との連戦のなかで、心身ともにタフな選手に成長することに期待したい。

今年高校を卒業した山口茜。これからの飛躍に期待がかかる
今年高校を卒業した山口茜。これからの飛躍に期待がかかる
女子シングルス
現在世界ランク14位に浮上している何冰嬌(中国)

 

 


投稿日:2016/06/27
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