【ト杯】決勝はインドネシアとデンマークが激突! 準決勝

5月20日に開催された世界国・地域別対抗戦トマス杯・ユーバー杯(中国・昆山)6日目は、男女決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。ここではトマス杯のダイジェストをお送りしよう。

 

【トマス杯ダイジェスト】

優勝候補の中国、前回優勝の日本が準々決勝で敗戦。戦国時代を予感させる結果となった男子は、インドネシア、マレーシア、韓国、デンマークが準決勝に勝ち残った。

まず先に決勝の切符を手にしたのはインドネシアだ。相手は柳延星/李龍らを擁する韓国だったが、王国復活をねらうインドネシアが奮起。第1シングルスこそ韓国の孫完虎がヨナタン・クリスティを破り先制したが、ここからインドネシアが3連勝。第1ダブルスのセティアワン/アッサンが柳延星/李龍大を15本、12本で退けると、第2シングルスのギンティン・アンソニーが李東根を18本、18本のストレートで下し王手。第2ダブルスのプラタマ/スワルディも、準々決勝の中国戦で勝利ポイントをつかんだ金基正/金沙朗を2−0で完封し、見事決勝進出を決めた。

セティアワン/アッサン(奥)
セティアワン/アッサン(奥)

 

決勝を決めるポイントを手にした第2ダブルスのプラタマ/スワルディ
決勝進出を決めるポイントを手にした第2ダブルスのプラタマ/スワルディ

 

続いて行なわれたマレーシアとデンマークの準決勝は、デンマークの意地がマレーシアを上回った。第1シングルスはリー・チョンウェイとビクター・アクセルセンが対戦。トップ同士の白熱した争いはリー・チョンウェイが21本、18本に抑えて1勝をつかむ。さらに第1ダブルスのゴーVS/タンWKもデンマークペアをストレートで破り、マレーシアが2大会連続となる決勝進出まで、あと一歩に迫った。

しかし、ここから反撃の狼煙(のろし)をあげたデンマーク。ヤン・O・ヨルゲンセンを温存したことで、第2シングルスとなったH・K・ヴィテンフスがザイヌッディンを撃破。さらにアストルップ/ラスムセンが、ベテランのクーKK/タンBHとのファイナル勝負の激戦をモノにし、逆王手をかける。

運命の第3シングルス、デンマークからはエミル・ホルスト、マレーシアはチョン・ウェイフェンがコートに立つと、ここで奮起したのがデンマークのホルスト。世界ランク47位と、デンマークでも4・5番手クラスの実力だが、デンマークのトマス杯初優勝に向けて気迫のプレーを連発。第1ゲーム15本で奪うと、第2ゲームの接戦も18本で逃げ切って勝利。これにより、デンマークの決勝進出が決まった。

決勝進出を決め大喜びするデンマークチーム
決勝進出を決め大喜びするデンマークチーム

 

決勝戦は22日(日)、インドネシアとデンマークが激突する。

 

▼試合結果

インドネシア 3−1 韓国

デンマーク 3−2 マレーシア

投稿日:2016/05/21
■関連キーワード

   

人気記事ランキング

閉じる