【2016注目大会】4年に一度のオリンピックが8月に開幕!<7・8月>

オリンピックイヤーとなる2016年がスタートした。8月のリオデジャネイロ五輪(ブラジル)出場に向けて、世界のトップ選手は五輪レースで熾烈な戦いを繰り広げている。

ここでは日本A・B代表選手が出場する国際大会や、国内の高校生からシニアまでが出場する注目の全国大会を、発表されているスケジュールにそって紹介しよう。今回は7月、8月の大会をピックアップする。

 

【7月】
全日本レディース[団体]

28日〜31日/高知県南国市
レディースのトップ選手が集う全日本レディースは、高知県南国市で行なわれる。全日本レディースは7月に都道府県対抗・クラブ対抗の団体戦、12月に個人戦を開催しており、全国のトップレディースが集まる団体戦はとくに白熱した試合が繰り広げられる。
フリー・40歳以上、50歳以上の年齢別3ダブルスで勝敗を決める都道府県対抗の部は前回、福岡が2年ぶり5回目の優勝を果たした。社会人から始めた選手でチームを構成するクラブ対抗(3ダブルスに出場する選手の合計年齢が240歳以上)は、逗子なぎさ(神奈川県)が初優勝を飾っている。

昨年は福岡が2年ぶりに頂点に立った
昨年は都道府県対抗で福岡が2年ぶりに頂点に立った

 

若葉カップ
7月29日〜8月1日/京都府・長岡京市

小学生のクラブチーム日本一を決める若葉カップは、京都府長岡京市で開催される。6年単複、5年単複、4年単の5種目で争う団体戦は、チームの総合力が試される。また、ここでの経験がABC大会、全国小学生などの個人戦にもつながるだけに、全国上位をねらう選手たちにとっては大事な大会となる。前回は福井県のDream.Jrが初優勝を飾った。準優勝には高岡ジュニア(富山)、3位には小平ジュニア、たなしMAX Jr.(ともに東京)が入っている。

 

【8月】
インターハイ
8月7日〜12日/岡山県岡山市

高校生の夢舞台・インターハイは岡山県岡山市で開催。4月から7月にかけて行なわれる都道府県の予選を勝ち抜いたチーム・選手が集結し、高校生日本一を決定する。
これまで多くのドラマが誕生したインターハイだが、前回は山口茜(勝山高)の史上初個人シングルス3連覇や、渡辺勇大(富岡高)の単複2冠など、注目選手の活躍が目立った。また、男子団体では埼玉栄、女子団体は青森山田が制するなど、実力校がライバルチームとの接戦をモノにして頂点に輝いている。
なお、今年のインターハイのスローガンは「美しく咲け 君の笑顔と努力の華 2016情熱疾走 中国総体」。会場はジップアリーナ岡山(岡山県総合グラウンド体育館)、岡山市総合文化体育館の2会場で行なわれる予定。

インターハイの栄光をつかんだ渡辺勇大(左)と山口茜
インターハイの栄冠をつかんだ渡辺勇大(左)と山口茜

 

オリンピック
8月11日〜20日/ブラジル・リオデジャネイロ

世界中が注目するスポーツの祭典・オリンピックが、ブラジル・リオデジャネイロで開催される。4年に1度のビッグイベントは、メジャースポーツからマイナースポーツまで様々な競技が約1カ月の期間で行なわれ、これまで多くのスター選手が誕生している。
バドミントンは24年前の1992年・バルセロナ五輪から正式競技として採用され、今回で7回目の開催。日本は前回のロンドン五輪・女子ダブルスで、藤井瑞希/垣岩令佳が史上初となる銀メダルを獲得。近年世界トップクラスに成長した日本代表選手は、前回以上の成績をめざして大舞台に挑むことになる。
なお、オリンピックの出場権は5月5日付の世界ランキングによって決定する。現在、その五輪レース真っ最中ということもあり、スーパーシリーズやグランプリゴールドなどの海外大会は、例年以上に激しいバトルが展開されている。一人でも多くの日本選手が出場できるように、日本から代表選手たちを応援しよう!

12年ロンドン五輪で史上初の銀メダルを獲得した藤井瑞希(右)/垣岩令佳
12年ロンドン五輪で史上初の銀メダルを獲得した藤井瑞希(右)/垣岩令佳

 

全国中学校
8月17日〜20日/石川県金沢市
中学生の日本一を決める全中は、石川県金沢市で開催。全中は高校生のインターハイとは違い、都道府県予選を勝ち抜いた後、さらにブロック予選(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、四国、中国、九州)でも勝ち続けなければならない。とくにブロック予選はトーナメントの一発勝負となるため、心技体の総合的な強さがより一層求められる。
昨年は埼玉栄が団体で男女アベック優勝を果たし、男子シングルスでは奈良岡功大(浪岡中)が2連覇を達成した。最近は中学生でも海外のジュニア大会に遠征し、上位入賞を果たす選手が増えている。クオリティが高く、そしてハツラツとした中学生たちのプレーにも注目だ。

 

※大会日程は2015年12月31日時点のもの
※国内大会は開会式の日程も含む
※5月5日付の世界ランキング発表で決まるのは各国のオリンピック出場枠数(各種目最大2名/組)。日本は例年通りであればランク上位順から出場

投稿日:2016/01/05
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