BWFスーパーシリーズファイナル出場者が決定!

スーパーシリーズフィアナル2014
昨年は髙橋礼華/松友美佐紀が女子ダブルスで優勝(写真)

先週、香港OPが終了し、年間12大会開催されるスーパーシリーズの日程が終了。これにより、12月9日から13日まで、UAE・ドバイで行なわれるBWFスーパーシリーズファイナル(SSF)の出場者が決定した。

 

賞金総額100万ドル(約1億2000万円)のビッグイベントでもあるSSFは、今年3月から始まった全英OPなど、12大会のSSで獲得したポイント上位8名(組)に出場権が与えられる(各種目1カ国2名<組>まで)。日本からは男子シングルスの桃田賢斗、女子シングルスの奥原希望、男子ダブルスの早川賢一/遠藤大由、女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀、前田美順/垣岩令佳(※)が出場権を手にしている(※協会派遣では前田/垣岩に代わって福万尚子/與猶くるみが出場予定)。

 

SSFは普段のトーナメント形式ではなく2つの予選リーグに分かれ、各リーグ上位2名(組)が決勝トーナメントに進出するシステムで行なわれる。昨年、日本からは女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が、強豪ライバルを退けて見事優勝を勝ち取った。また、最年少出場となった女子シングルスの山口茜はベスト4。早川賢一/遠藤大由も予選リーグを突破して4強入りを決めている。

 

SSF出場には1年間を通してコンスタントに成績を出さなければならず、出場権獲得が難しいといわれている。しかし、SSFに出場するとそれだけでSSプレミア8強(6050P)と同じ世界ランキングポイントをつかむことができ、決勝トーナメントに進めばベスト4と同じ7700P、優勝すれば11000P(2位は9350P)が獲得できる。来年5月まで続くリオへの五輪レースでしのぎを削る選手にとっては、今後のレース戦略を立てるうえでも、有効なポイントになるのは間違いない。今回出場する日本選手も、世界ランキングでは上位に入っているが、この先、ケガやコンディション不良でポイントを稼げない状況がないとは言いきれない。ここでポイントを稼いでおけば、3・4月のレース佳境で多少の余裕を持って臨むことが可能になる。

 

ただし、日本選手は12月1日から6日まで開催される全日本総合(東京・代々木第二体育館)終了後に、ドバイの地に向かうことになる。体力的にも、精神的にもキツイ総合の後だけに、選手にとっては多くの疲労を残す懸念はあるが、そこは日本を代表するエースたちだ。昨年同様に、多くの選手が活躍してくれることを期待したい。

 

出場選手一覧は こちら

 

■2015年スーパーシリーズ12大会(★はプレミア)

第1戦 全英OP(3月★)

第2戦 インドOP(3月)

第3戦 マレーシアOP(4月・★)

第4戦 シンガポールOP(4月)

第5戦 オーストラリアOP(5月)

第6戦 インドネシアOP(6月★)

第7戦 ヨネックスOPジャパン(9月)

第8戦 韓国OP(9月)

第9戦 デンマークOP(10月★)

第10戦 フランスOP(10 月)

第11戦 中国OP(11月★)

第12戦 香港OP(12月)

 

投稿日:2015/11/27
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