インドネシアOP《SSP》 男女シングルス展望

6月2日(火)から7日(日)まで、スーパーシリーズ第6戦・インドネシアOP(ジャカルタ)が開催される。この大会は日本A代表選手が出場。日曜日に終わったオーストラリアOPから続けての大会となるため、各選手ともに飛行機移動での疲れなどが懸念されている。コンディション調整が勝敗のカギを握りそうだ。

ここでは、日本選手を中心に男女シングルスを展望しよう。

 

【男子シングルス】

本戦から出場する選手は田児賢一、桃田賢斗(NTT東日本)、佐々木翔(トナミ運輸)、上田拓馬(日本ユニシス)の4選手。そして1回戦の対戦相手は以下の通りだ。

 

上田拓馬 — ラジフ・オーゼフ(イングランド)

桃田賢斗 — 黄永棋(香港)

佐々木翔 — 李炫一(韓国)

田児賢一 — 許仁豪(台湾)

 

オーストラリアOPでは桃田賢斗、上田拓馬が2回戦に進出したが、佐々木翔、田児賢一は初戦で敗退している。世界ランキングが低い田児にとっては痛い黒星となった。今回の1回戦の相手は、台湾2番手の許仁豪。オーストラリアOPでは1回戦で上田にファイナルゲームで敗れており、また本来の実力でいえば田児が有利なはず。取りこぼしがないように、確実に勝ち星をつかんでおきたい。ただし、田児が順当に勝ち上がっても準々決勝で林丹(中国)と対戦する可能性が高い。なんとしても高ポイントを手にしたい田児にとっては真価が問われる大会となりそうだ。

 

上田は1回戦で勝つと2回戦でオーストラリアOP優勝の諶龍と対戦。桃田はビクター・アクセルセン(デンマーク)と胡贇(香港)の勝者との勝負となる。佐々木は1回戦の相手が強敵・李炫一。勝負所で強さを発揮するベテランだけに、序盤で勢いをつけて逃げ切りを図りたい。

 

【女子シングルス】

日本の女子シングルスも全員が本戦からの出場となる。出場者は三谷美菜津、橋本由衣(NTT東日本)、奥原希望(日本ユニシス)、山口茜(勝山高)の4人。対戦相手は以下の通り。

 

山口茜 — 金效旻(韓国)

橋本由衣 — キャロリナ・マリーン(スペイン)

三谷美菜津 — アドリアンティ・フィルダサリ(インドネシア)

奥原希望 — 裵延姝(韓国)

 

 

山口茜

女子シングルスも比較的厳しい山組に入っている。山口は1回戦で格下相手との対戦だが、2回戦は李雪芮と激突しそう。スディルマン杯決勝で対戦した2人は1ゲームで山口がねばりを見せたが、2ゲーム目は失速。李雪芮が貫禄を見せた形で勝利を飾った。山口にとっては前回の敗戦をどこまで生かして戦うかに注目が集まる。

 

橋本はオーストラリアOP優勝のキャロリナ・マリーン(スペイン)と1回戦で対戦。三谷は世界ランキングでは下位のインドネシア選手との対戦となるが、ひと癖ある選手だけにそう簡単には勝たせてくれないはずだ。三谷が勝てば橋本とマリーンの勝者と試合を行なう。

奥原希望は韓国Wエースの一人、裵延姝との対戦。勝てば2回戦で王適嫻との勝負が予想される。厳しい相手との対戦が続くが、なんとか連勝して上位に入り込みたい。

投稿日:2015/06/01
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