「絶対負けないやり方を選んだ」桃田賢斗 ヨネックスOPジャパン《SS》 2日目1回戦

9月9日に開催されたヨネックスOPジャパン(東京体育館・SS)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、注目選手をピックアップし、試合後のコメントを紹介しよう。

【男子シングルス】

桃田

桃田賢斗②〔21-17、21-17〕0●魏楠(香港)49分

 

世界選手権の準々決勝で対戦した魏楠と対戦。コンディションは決して万全ではなかったが、しっかりシャトルをコントロールして試合の主導権を握った。終わってみれば強敵相手に17本、17本のストレートで快勝。2回戦進出を決めた。

 

桃田賢斗のコメント

「おとといから体調を崩していて(風邪気味)、思うようなプレーができなかったんですけど、日本での開催ということで、勝ちたいという気持ちを最後までしっかり持ってプレーできたのがよかったと思います。

今日の試合では、自分が決めに行ったときの球の精度はいつもに比べて上がったかなと思いますが、『この状況で決めに行っても絶対に決まらないだろう』というところで我慢できずに決め急いだりしたことが何度かあったので、そこは修正していきたいと思います。

この大会は体育館が広くて相手のスマッシュが遅く感じるので、今日の相手はネット前がすごく上手だったということもあり、そこで勝負するよりも、長いラリーを我慢してしっかりねばるプレーをするのが、自分がぜったい負けないやり方だと思い、大きい展開の戦い方を選びました。

最近は、競ったときの戦い方や、相手の得意なショットがわかってきました。いままでは大事な場面で少し気を抜いて、追いつかれたりしてしまうことが結構ありましたが、要所要所で自分のいいショットを出せるようになってきたのが、よくなったところかなと思います。

最近はバドミントンをメディアの方に取り上げてもらえているので、日本開催でもっともっとバドミントンがメジャーになるいい機会なので、優勝めざしてがんばっていきたいと思います」

 

林丹

林丹(中国)②〔17-21 25-23 21-17〕1●孫完虎(韓国)

 

中国の英雄と韓国エースが1回戦から激突。林丹は第1ゲームを失い、2ゲーム目も先にマッチポイントを奪われるが、そこからなんとか盛り返して2ゲームを奪い返す。ファイナルGも丁寧なラリーを心がけて相手のミスを待ち続け、最後は17本で勝利。93分の長丁場の試合をものにした。2回戦はライバルのリー・チョンウェイ(マレーシア)と対戦。

 

林丹のコメント

「今日は相手がいつもよりかなりいい状態だったと思います。(最近スマッシュを打つ機会が少なくなったと思うが?)相手によってスマッシュを打ったり、打たなかったりは変わってきます。今日のファイナルGは、打たないと負けてしまうので、多かったんだと思います。明日(チョンウェイ戦)は非常に苦しい戦いになると思うけど、全力で戦いたい」

 

投稿日:2015/09/10
■関連キーワード

      

人気記事ランキング

閉じる