日本バドミントン協会は、12月12日付で日本ランキングを更新した。12月25日から30日まで開催される第79回全日本総合バドミントン選手権(東京・京王アリーナTOKYO)を前に、同大会での活躍が見込まれる注目選手・ペアを中心に見ていこう。
【男子ダブルス】

この種目の第一人者である保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)が、1位をキープ。熊本マスターズ準優勝など勢いのある山下恭平(上写真・左)/緑川大輝(NTT東日本)、霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)、三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY)、熊谷翔/西大輝(BIPROGY)と、代表ペアが1〜5位に並ぶ。
ここに食い込みたいのが6〜10位のペアたちだ。代表経験のある柴田一樹/山田尚輝(NTT東日本)、松居圭一郎/玉手勝輝(日立情報通信エンジニアリング)に、小野寺雅之/谷岡大后(BIPROGY)、相澤桃李/佐野大輔(ジェイテクト)、武井優太/遠藤彩斗(NTT東日本)。「総合優勝=代表入り」という基準が示された以上、誰もが本気で頂点をねらいにいくだろう。
さらに、社会人3年目と1年目のペア、川邊悠陽/松川健大(日立情報通信エンジニアリング)が12位。国内大会ではまだ大きな実績がないものの、国際大会でのポイントを加え、日本ランクを大きく上げている。S/Jリーグで起用されて勝利をあげるなど、まさに伸び盛りだ。
【女子ダブルス】

福島由紀(上写真・右)/松本麻佑(岐阜Bluvic/ほねごり相模原)が、ペアとして初の日本ランキング1位に立った。これまでは、8月にペアを解消した志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)が首位にをキープしていたが、福島/松本が2人を抜いて堂々のトップに輝いている。
6位以降には注目ペアが並ぶ。国際大会を転戦して力をつけている保原彩夏/廣上瑠依(ヨネックス)、5月のランキングサーキット優勝で代表入りした鈴木陽向/山北奈緖(NTT東日本)、2028年のロサンゼルス五輪をめざして活動を続ける大澤佳歩/田部真唯(山陰合同銀行)、青森山田高の先輩後輩で組む石川心菜/平本梨々菜(岐阜Bluvic)、そして、大学女王ペアの中出すみれ/田邉裕美(龍谷大4年・BIPROGY内定)が10位につけている。
【混合ダブルス】

ペアを解消している緑川大輝/齋藤夏(NTT東日本/PLENTY GLOBAL LINX)が1位。国際大会でのポイントを加えた渡辺勇大/松友美佐紀(J-POWER/東京都協会)が2位、男女ダブルスと兼ねながら国際大会にも出ている霜上雄一(上写真・左)/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)が3位につける。
混合ダブルスは、ペア解消や新たなペア結成が多くある。全日本総合でのエントリーと、その結果による来年1月のランキングで、新たな勢力図がわかるだろう。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人
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