11月13日、バドミントンS/JリーグⅡ2025(青森県・スポカルイン黒石)が開幕した。トップカテゴリーであるS/Jリーグに次ぐレベルの高さを誇るS/JリーグⅡ。今シーズンも男女各8チームが参戦し、初日の第1戦から熱戦、好試合を展開。前日までで6戦を消化した。ここでは、16日に行なわれた女子最終日(第7戦)のダイジェストを紹介する。
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【女子ダイジェスト】

女子は前日までの結果、PLENTY GLOBAL LINXが6戦全勝。三菱電機と、ほねごり相模原が1敗をキープしていた。
全対戦を終えての得失ゲーム数差を踏まえると、PLENTY GLOBAL LINXとしては、無傷で今大会を終えたいところ。三菱電機との最終戦が占める重要性は、非常に高いといえた。第1複は三菱電機・中島祐月/平田偲の堅守と強打、そして絶妙なコート奥へのクリアーなどでリズムを掴めず13本オールで落としたが、実力・実績ともに秀でる齋藤栞が、存在感あるパフォーマンスで試合の流れを取り戻した。

第1ゲーム中盤までと、第2ゲーム序盤は競り合うも要所では、ラリーが長引く前にポイントする組み立てで、一気に加速。14本、12本のストレート勝ちで、第2複の齋藤夏(写真上・右)/日笠美空にバトンを託した。
そして、齋藤夏の巧みなリードで日笠が伸び伸びとシャトルを打ち込み、第1ゲームを19本で競り取ると、第2ゲームは15-12からの失点を2に止め、チームの全勝優勝を決めた。今年2月のS/Jリーグ残留決定戦で悔しさを味わってから約9カ月。PLENTY GLOBAL LINXが最速でトップリーグ復帰を果たした。

また、S/JリーグⅡ初参戦のほねごり相模原は最終戦、JR北海道にすべてストレート勝ちの3-0で完勝し、6勝1敗で準優勝。ベテランの実力者・今井優歩から、内定選手の東谷悠妃(写真上)まで、出場全選手が精度の高いパフォーマンスを発揮し、今後のさらなる飛躍が期待される結果を残した。
▼最終戦(11月16日)
PLENTY GLOBAL LINX(7勝0敗)2−1 三菱電機(5勝2敗)
豊田通商(2勝5敗)2−1 百十四銀行(3勝4敗)
東海興業(3勝4敗)2−1 トヨタ自動車(0勝7敗)
ほねごり相模原(6勝1敗)3−0 JR北海道(2勝5敗)

優勝
PLENTY GLOBAL LINX
(7勝0敗)

準優勝
ほねごり相模原
(6勝1敗)

3位
三菱電機
(5勝2敗)
4位
百十四銀行
(3勝4敗)
5位
東海興業
(3勝4敗)
6位
豊田通商
(2勝5敗)
7位
JR北海道
(2勝5敗)
8位
トヨタ自動車
(0勝7敗)
※4位・5位、6位・7位は、いずれも得失マッチ数差による
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/落合史生








