11月13日、バドミントンS/JリーグⅡ2025(青森県・スポカルイン黒石)が開幕した。トップカテゴリーであるS/Jリーグに次ぐレベルの高さを誇るS/JリーグⅡ。今シーズンも男女各8チームが参戦し、初日の第1戦から熱戦、好試合を展開。前日までで6戦を消化した。ここでは、16日に行なわれた男子最終日(第7戦)のダイジェストを紹介する。
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【男子ダイジェスト】

昨日まで各チーム6試合を終えて、JR北海道、AC長野パルセイロBC、東北マークスが1敗でトップを並走した男子。最終日、この3チームによる直接対決はないため、トップリーグへの道を切り開くためには、最終戦で勝つことが命題だった。

最初に白星を掴んだのは、UBEと対戦したAC長野パルセイロBC。馬屋原大樹/吉村徳仁と古賀穂(写真上)が、好調をキープしたままストレートで連勝し、第2複の南茂蓮太/アグリッピナ・プリマラハマントが、その勢いを受けて12本、15本の快勝。1ゲームも落とさず、ラストマッチを終えた。
その後、東北マークスは旭工芸に第1複を落としながら逆転勝ち。内定選手の千葉倫也が12本、10本で完勝してチームメートを鼓舞すると、第2複の韮澤智樹/日光駿が18-21、21-17、21-8で見事に逆転勝利を収めた。

そして、最後にねばり勝ちを見せたのは、トリッキーパンダースと対峙したJR北海道だった。敗戦が許されないシチュエーションで、時間の経過とともに重圧が大きくなるなか、加藤太基が執念のシャトルさばきで20-22、21-13、21-8で勝ちをもぎ取って1-1にすると、渡邉一輝(写真上・左)/木野舜悟が第2ゲーム20-16から追いつかれながら気力で2ポイントを連取。最終的に3チーム1敗のまま全戦を終えたが、得失マッチ数差(JR北海道13・AC長野パルセイロBC11・東北マークス3)で、JR北海道の優勝とトップリーグ復帰が決まった。
▼最終戦(11月16日)
JR北海道(6勝1敗)2−1 トリッキーパンダース(4勝3敗)
AC長野パルセイロBC(6勝1敗)3−0 UBE(2勝5敗)
東北マークス(6勝1敗)2−1 旭工芸(1勝6敗)
ウエンブレー(2勝5敗)3−0 WAKOKAI(1勝6敗)

優勝
JR北海道
(6勝1敗)

準優勝
AC長野パルセイロBC
(6勝1敗)

3位
東北マークス
(6勝1敗)
4位
トリッキーパンダース
(4勝3敗)
5位
ウエンブレー
(2勝5敗)
6位
UBE
(2勝5敗)
7位
旭工芸
(1勝6敗)
8位
WAKOKAI
(1勝6敗)
※優勝・準優勝・3位、5位・6位、7位・8位は、いずれも得失マッチ数差による
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/落合史生








