【インカレ2025】名門・日本体育大が13年ぶりに日本一達成!<男子団体/決勝戦>

石川県金沢市で開催されていた第76回全日本学生大学対抗戦は、9日に大会最終日を迎えて男女ともに決勝が実施された。ここでは、日本体育大が頂点に立った男子のダイジェストをお伝えする。

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【男子ダイジェスト】

2面展開の決勝戦で、先に白星を獲得したのは、13年ぶりの優勝をめざす日本体育大だった。この大事な試合の第1シングルスを任された1年生の山田琉碧(上写真)は、早いテンポからキレのあるスマッシュなどでラリーの主導権を握ると、日本大の中森大空に17本、15本で勝利を収める。しかし、第2シングルスは日本大の石原叶登が、馬屋原光大郎とのファイナルゲームを18本で競り勝ち、スコアは1−1。栄冠の行方は振り出しに戻った。

日本大は石原叶登が第2シングルスを制して後続につないだ

迎えた勝負のダブルス。第1ダブルスで日本体育大の佐藤椎名/吉田翼は、第1ゲームこそ奪われたものの、第2ゲームを21−17としてファイナルゲームに持ち込むと、最後まで気迫あふれるプレーを披露。佐藤/吉田が13本で勝利して、日本体育大が優勝に王手をかけた。

エースがつくった勢いをつないだのが、第2ダブルスの竹澤陽生(上写真・左)/犬嶋宏介だ。竹澤/犬嶋は、日本大の後藤拓人/江口心から第1ゲームの奪取に成功。第2ゲームはマッチポイントを握りながらも逆転を許してファイナルゲームの勝負となったが、日本体育大の一丸となった大声援が、竹澤/犬島の気持ちのこもったプレーを後押し。最後は後藤/江口を竹澤/犬島が15本に押さえ込み、日本体育大が優勝。名門校に久々の歓喜の瞬間が訪れた。

【最終結果】

優勝
日本体育大
※優勝は2012年以来

優勝コメント
馬屋原光大郎主将

「優勝した瞬間は、1年間頑張ってきてよかったなという思いが出てきました。決勝戦は自分が1ポイントを取り切れなくて、その悔しさはあったんですけど、みんなが絶対とってくれると信じていた。みんなが自分自身と、そして仲間を信じてプレーできたことが一番よかったのかなと思います」

準優勝
日本大

3位
敬和学園大

3位
法政大

▼決勝(11月9日)

日本体育大 3−1 日本大

山田琉碧②〔21−17、21−15〕0●中森大空

馬屋原光大郎●1〔19−21、21−13、18−21〕②石原叶登

佐藤椎名/吉田翼②〔19−21、21−17、21−13〕1●阿保龍斗/小原輝

竹澤陽生/犬嶋宏介②〔21−19、21−23、21−15〕1●後藤拓人/江口心

中谷壱心 1〔21−9、16−21、10−9、打切り〕1 千葉倫也

取材・文/吉井信行

写真/黒崎雅久

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投稿日:2025/11/09
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