10月18日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オーデンセ/Super750)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾が決勝進出を決めている。
日本の男子種目の不振が続く中、ベテランの保木/小林が気を吐いた。準決勝では、インドのシェティ/ランキレッディと対戦。第1ゲームから競り合いとなった勝負は、保木/小林が20オールから23−21で先制する。第2ゲームも互いに主導権を譲らずスコアは接戦となったが、18−19からインドペアが抜け出し、勝負の行方はファイナルゲームへ。
最終ゲームに入っても、なかなか大きく点差を広げられない両ペア。保木/小林が10−7と3点差をつけても、すぐにシェティ/ランキレッディが4連続得点で11−10と逆転。保木/小林も負けずにポイントを奪って13−12にすると、さらに3連続ポイントをつかんで16−12。その後も相手の追走を振り切った保木/小林が、21−16で勝利を飾り、昨年の熊本マスターズ(Super500)以来の決勝進出を決めている。
福島由紀(上写真・右)/松本麻佑が準決勝に挑んだ女子ダブルスは、惜しくも決勝には届かずベスト4に終わった。福島/松本は、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナとの勝負に挑むと、第1ゲームは15本で先制を許す。逆転をめざした第2ゲームは、13−17から18−19と1点差まで追いつく。しかし、最後は韓国ペアに振り切られて敗戦。準決勝で涙をのんだ。
女子シングルスの山口茜(上写真)は、アン・セヨン(韓国)にファイナルゲームの末に敗戦。第1ゲームを奪ったが、後半は相手のペースに持ち込まれ逆転負けとなった。混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏は、中国の馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)に8本、11本で完敗を喫している。
10月18日(準決勝)の結果、19日(決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(10月18日)
石宇奇(中国)②〔21−19、17−21、21−17〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)75分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔11−21、21−8、21−13〕1●アレックス・ラニエ(フランス)58分
▼決勝(10月19日)
石宇奇(中国) − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
【女子シングルス】
▼準決勝(10月18日)
アン・セヨン(韓国)②〔16−21、21−10、21−9〕1●山口茜56分
王祉怡(中国)②〔24−26、21−5、21−10〕1●韓悦(中国)60分
▼決勝(10月19日)
アン・セヨン(韓国) − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼準決勝(10月18日)
アルフィアン/フィクリ(インドネシア)②〔21−15、21−18〕0●梁偉鏗/王昶(中国)40分
保木卓朗/小林優吾②〔23−21、18−21、21−16〕1●シェティ/ランキレッディ(インド)68分

▼決勝(10月19日)
保木卓朗/小林優吾 − アルフィアン/フィクリ(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼準決勝(10月18日)
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−15、21−19〕0●福島由紀/松本麻佑60分
孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)②〔21−18、21−9〕0●陳清晨/賈一凡(中国)53分
▼決勝(10月19日)
孔熙容/キム・ヘジョン(韓国) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼準決勝(10月18日)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−17、18−21、21−18〕1●チェンTJ/トーEW(マレーシア)65分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−8、21−11〕0●緑川大輝/齋藤夏29分

▼決勝(10月19日)
蒋振邦/魏雅欣(中国) − 馮彦哲/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
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