10月8日に開催されたBWF世界ジュニア2025(インド・グワーハーティー)団体戦3日目は、各グループリーグの試合が行なわれた。グループAで2連勝を飾っているジュニアナショナルU19日本代表は、同組のライバルであるタイと対戦。強敵を相手に2−0で勝利を飾り、日本が3連勝。グループAの1位が確定し、決勝トーナメント・準々決勝進出を決めた。
日本は、第1セットの女子シングルスに渡邉柚乃を起用。その渡邉が9−5で第2試合の女子ダブルスにつなぐと、橋村妃翔/阿波芽衣咲が強敵との接戦を18−17とし、男子ダブルスにバトンを渡した。少しでもリードを広げたい日本は、川野寿真(上写真・左)/澤田修志が24オールから3連取で27−24。続く混合ダブルスの澤田修志/伴野碧唯も2点差でしのぐと、5試合目に登場した男子シングルスの髙野日向が、ラリーの先手をつかみながら試合を進め45−42。日本が第1セットを先制する。
この勢いで第2セットをつかみたい日本。第1セットからメンバーは大きく変えず、男子シングルスのみ髙野から川野に変更する。第2セットが始まると、女子シングルスの渡邉が、立ち上がりから主導権を握り9−2と再び先行。その後も、追走するタイを後続の選手らが抑えてリードをつなぐ。後半に入ると、混合ダブルスの澤田/伴野が36−34と差を詰められたが、最後の男子シングルスに出てきた川野が期待に応える。一挙9連続得点で勝利を決め、日本がタイを破り3連勝を飾った。
10月8日の結果は以下の通り。
【グループA】
日本(3勝)2−0 タイ(2勝1敗)
▼第1セット
日本 45−42 タイ
WS渡邉柚乃○9−5アンヤパット・ピチットプリシャーサック
WD橋村妃翔/阿波芽衣咲○18−17ハタイティップ/ナパコーン
MD川野寿真/澤田修志○27−24シッティサック/チャヤパット
XD澤田修志/伴野碧唯○36−34アッタウット/ナパコーン
MS髙野日向○45−42パッチャラキット・アピラッチャタセット
▼第2セット
日本 45−34 タイ
WS渡邉柚乃○9−2ヤタウィーミーン・ケートクリアン
WD橋村妃翔/阿波芽衣咲○18−13ハタイティップ/ナパコーン
MD川野寿真/澤田修志○27−24パナワット/アッタウット
XD澤田修志/伴野碧唯○36−34ウェドラー/ハタイティップ
MS川野寿真○45−34パッチャラキット・アピラッチャタセット

大会方式:団体戦は45点先取の3セットマッチで実施(2セット先取で勝利)。試合は1セットの中で5種目の対戦を行なうが、1種目の勝負で一方の選手/ペアが9点を獲得したら、その点数を次の種目に引き継ぐ(9-7で終わった場合、2種目は9−7からスタート)。2試合目は先に18点を取った時点で次の種目へ(以下27点→36点→45点で終了)。44オールになった場合は、先に45点を取った方が勝利となる。1セットのうち1人最大3試合まで出場可能。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
弊社販売部
(0120‐911‐410)