9月16日にBWFワールドツアー・中国マスターズ(深圳/Super750)が開幕した。前週の香港OP(Super500)に続き、日本からは代表選手や自費参加の選手らが参戦。海外のライバルたちと熱戦を繰り広げた。
大会初日は5種目に登場した日本勢。8月の世界選手権(フランス・パリ)で自身3回目の金メダルを獲得した女子シングルスの山口茜(上写真)は、タイのスパニダ・カテソンと対戦。第1ゲームを17本に抑えると、第2ゲームも21−15に封じて勝利。2回戦へと進出した。アン・セヨン(韓国)との対戦となった仁平菜月は、0-2のストレート負け。同じく韓国のシム・ユジンとの勝負に挑んだ水津愛美は、60分のロングマッチに1−2で敗れ、初戦敗退に終わった。
4ペアが出場した女子ダブルスは、五十嵐有紗(上写真・右)/志田千陽と福島由紀/松本麻佑が1回戦を白星発進。五十嵐/志田は台湾ペアを、福島/松本は香港ペアをそれぞれ2-0で下し、順当に2回戦へと駒を進めた。一方、自費での参加となった大澤陽奈/田口真彩、大澤佳歩/田部真唯は、どちらも0-2で敗れ2回戦進出はならなかった。
男子ダブルスの保木卓朗(上写真・左)/小林優吾は、香港OP2回戦で敗れたグタマ/イスファーニ(インドネシア)と初戦で激突。第1ゲームを21−16で先制した保木/小林は、第2ゲーム16−20の劣勢から6連続ポイントで一気に逆転。2-0のストレート勝ちで、前回のリベンジを果たした。また、混合ダブルスの霜上雄一/保原彩夏は、インドペアに2−0で勝利を飾った。男子シングルスは奈良岡功大、渡邉航貴、田中湧士の3選手が、全員初戦で敗れる厳しい結果に終わった。
9月16日(1回戦)の結果、17日(残りの1回戦)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(9月16日)
奈良岡功大●0〔16−21、9−21〕②翁泓陽(中国)47分
渡辺航貴●0〔19−21、20−22〕②陸光祖(中国)54分
田中湧士●1〔12−21、21−14、18−21〕②戚又仁(台湾)63分
▼1回戦(9月17日)
西本拳太 – ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(9月16日)
山口茜②〔21−17、21−15〕0●スパニダ・カテソン(タイ)34分
仁平菜月●0〔13−21、13−21〕②アン・セヨン(韓国)48分
水津愛美●1〔15−21、21−18、21−15〕②シム・ユジン(韓国)60分
▼1回戦(9月17日)
郡司莉子 – 韓悦(中国)
宮崎友花 – ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)
【男子ダブルス】
▼1回戦(9月16日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−16、22−20〕0●グタマ/イスファーニ(インドネシア)44分
▼1回戦(9月17日)
山下恭平/緑川大輝 − 任翔宇/謝浩南(中国)
三橋健也/岡村洋輝 − マウラナ/カルナンド(インドネシア)
霜上雄一/野村拓海 − レーン/ベンディ(イングランド)
【女子ダブルス】
▼1回戦(9月16日)
大澤陽奈/田口真彩●0〔5−21、14−21〕②孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)27分
福島由紀/松本麻佑②〔21−12、21−13〕0●范嘉欣/丘茂英(香港)34分
五十嵐有紗/志田千陽②〔21−13、21−7〕0●鄧淳薰/楊楚雲(台湾)27分
大澤佳歩/田部真唯●0〔11−21、6−21〕②許雅晴/宋祐瑄(台湾)26分
▼1回戦(9月17日)
保原彩夏/廣上瑠依 – セティアニングルム/ローズ(インドネシア)
中西貴映/岩永鈴 − ライ/デント(カナダ)
【混合ダブルス】
▼1回戦(9月16日)
霜上雄一/保原彩夏②〔21−17、21−11〕0●カプール/ガッデ(インド)38分
▼1回戦(9月17日)
緑川大輝/齋藤夏 − ヒダヤトゥッラー/パサリブ(インドネシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
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