8月24日に中学生の日本一を決める全国中学校大会(大分・クラサス武道スポーツセンター)が開催された。大会最終日は個人戦の準決勝・決勝が行なわれ、男女の中学チャンピオンが決まった。ここでは、男子シングルスのダイジェストを紹介する。
【男子シングルス】
男子シングルスの準決勝は、団体戦でも対戦したふたば未来学園中(福島)の串間太政(上写真)と、埼玉栄の篠原康輔が激突。団体戦では串間が白星をつかみチームの優勝につなげたが、個人戦でもペースを握ったのは串間だった。第1ゲームを21−12で制すと、続く第2ゲームも最後まで攻撃のリズムを崩さず、串間が11本で勝利。決勝進出を決める。
反対の山からは、串間と同じふたば未来・2年生の髙畠央侑が、柏原ジュニア(大阪)の中塚大翔(上写真)と対戦。同校決勝をめざす髙畠に対し、ネット前からロブとヘアピンでペースを握った中塚。ラリーの先手をつかみながら試合を進めると、中塚が2−0のストレート勝ちを収め、準決勝を突破した。
決勝は2年生の串間と、3年生の中塚の対戦。すると、決勝でも持ち前のレシーブと軽快なフットワークで先行した串間が、第1ゲームを21−14で先制。第2ゲームもスピードを落とさずにプレッシャーをかけた串間が、ねばる中塚を振り切って勝利。上級生たちの挑戦を退けた串間が日本一に輝き、チームとしても団体と男子ダブルスをあわせて、見事3冠を達成した。
▼準決勝(8月23日)
串間太政(ふたば未来学園中・福島)②〔21−12、21−11〕0●篠原康輔(埼玉栄中・埼玉)
中塚大翔(柏原ジュニア・大阪)②〔21−15、21−16〕0●髙畠央侑(ふたば未来学園中・福島)
▼決勝(8月24日)
串間太政②〔21−14、21−9〕0●中塚大翔
優勝
串間太政
(ふたば未来学園中・福島)
準優勝
中塚大翔
(柏原ジュニア・大阪)
3位
篠原康輔
(埼玉栄中・埼玉)
3位
髙畠央侑
(ふたば未来学園中・福島)
★大会の詳細レポートは、バドミントン・マガジン10月号(9月22日発売)で掲載予定です。全中の記録、ブロック大会記録なども掲載を予定しています。また、バド×スピ!に掲載された写真(レポートやフォトギャラリー)は本人、ご家族、学校関係者のみに販売しています。ぜひ、記念にご購入ください。購入希望の方は、下記の弊社フォトサービス部に問い合わせください。
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取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/湯浅芳昭