【国内ニュース】日本バドミントン協会が7月1日付での組織改編を発表

日本バドミントン協会は、2025年6月22日の理事会において、2025年7月1日付で組織改編を決定したことを発表した。

日本バドミントン協会の組織改編について説明する村井満会長。右は朝倉康善副会長、左は潮田玲子理事

これまで、総務本部、強化本部、事業本部、企画本部の4本部制だったものを、経営企画本部、強化戦略本部、事業本部、マーケティング本部の4本部に加え、S/Jリーグ改革準備室を設けた。6月22日の理事会後に、村井満会長が組織改編の意図をメディアに説明した。

これまでの総務本部と全社課題検討機能(事務局)を一本化し、「経営企画本部」とし、経理財務や総務業務に加え、加盟団体の支援チーム、中学校の部活動問題などさまざまな課題にどう取り組んでいくのか確認していく経営戦略チーム、国際舞台での交渉や情報収集などを担う国際チームを組成。総務以外の領域にも関わることから名称変更となる。

また、強化本部の名称を強化戦略本部に変更する。強化戦略に関わる予算編成や投資戦略から、現場を支援するコンディショニングなどの支援部隊を配置する。これまで、国際大会の派遣に関してエントリーミスがあり、一時的に会長直轄として運営していた代表総務に関しては、システム化や要員の増強により課題が解消されたとして、強化戦略本部に戻される。この強化戦略本部の本部長に、これまでアスリート委員長で理事を務めてきた池田信太郎氏が就任する。

また、これまでの企画本部は、マーケティング本部に名称変更。スポンサーセールスなどを行なうビジネス戦略チーム、ファン獲得を担うファン戦略チームと2つに分けられた。「今後、大きなイノベーションが必要としているのは、S/Jリーグの改革」と村井会長が位置付けているS/Jリーグに関しては、S/Jリーグ改革準備室として、現状のS/Jリーグを推進していくチームに加え、「S/Jリーグリボーン準備チーム」を組成。ここでは、今後、S/Jリーグをどのように運営していくのが、国内のバドミントン普及や盛り上がりにつながっていくのかという大きな課題について検討し、模索していく。

新たな組織図に関しては、日本バドミントン協会のホームページで公表されている。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

 

投稿日:2025/06/23
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