5月24日に開催された2025年日本ランキングサーキット(埼玉県・サイデン化学アリーナさいたま)最終日は、各種目決勝が行なわれた。ここでは、混合ダブルスのコメントを紹介する。
【混合ダブルス】
西 大輝(右)&佐藤 灯(BIPROGY/ACT SAIKYO)
渡辺勇大/松友美佐紀(J-POWER/東京都協会)に2-0で勝利
西「素直に、うれしいという感情です。第2ゲームは、もっと点数の差がない展開から追い上げられていたら、ポロッと負けていたかもしれないけど、あれだけ点数の差があったから、追いつかれても焦るよりも『付いていこう』という感じだったので、メンタル面では我慢しようと考えていて、焦りはなかったです。今後、大会が変われば環境も相手も変わるし、自分たちのプレーが通用しないときもある。そういう時に、もうちょっと自分たちのプレーの幅を広げたいと思います」
佐藤「勝った時に『終わったんや』と思った感じで、ずっと集中していました。(五輪メダリストペアに勝てたことは)素直にうれしいしです。でも、勝てたけど、二人とは昨季などにBIPROGYさんで練習させてもらった時に相手をしてもらって、本当に格が違うというくらいの球のクオリティーでやってくれた。松友さんはサービス周りが上手で、タッチもすごく速い。勇大さんは、後ろからの打ち分けもすごい。(自分から見れば)二人ともパーフェクトなので、自分たちもこういう場面で、少しでも慣れてできたのかなと思います」
渡辺勇大(右)&松友美佐紀
渡辺「相手が強かったです。まだまだ力及ばずでした。今大会は、点数を取りたいところで取るとか、取らなければいけない空気を、松友さんが感じ取ってくれてよかった。でも今日は、最後に追いついたところで僕のミスが重なってしまいました。だけど1大会、ペアを組めたのはよかったし、シンガポールオープンでは、まず1勝!……です」
松友「2ゲーム目は追いつけたのですが……また来週、頑張ります。今日も二人でずっと点数を取りにいこうとしていましたし、うまくいく時も、いかない時もあるのですが、最低限のことはできたかなと。でも、悔しいですね。(第2ゲーム12-17から追いついた場面)シンプルに、自分がどんどん勝負にいこうと思っていました。スイッチが入りましたね。そこは自分たちの経験や地力だと思います」
取材・文/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳
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