5月22日に開催された2025年日本ランキングサーキット(埼玉県・サイデン化学アリーナさいたま)3日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、ダブルスのコメントを紹介する。
【男子ダブルス】
澤田修志(左)&石井叶夢(埼玉栄)
柴田一樹/山田尚樹(NTT東日本)に2-0で勝利
澤田「昨日は、どちらかと言えば、自分が(ペアを)引っ張っていたのですが、今日は、石井に引っ張ってもらった。ダメな時に互いが助け合って、よいプレーができているかなと思います。明日も今日と変わらずに、これで満足せずに、もっともっと上をめざしていきたいです」
石井「今日も強い相手でしたが、自分たちがちゃんと攻めていったら、相手が引いてくれるので、攻めていって、うまくハマったかなと思います。大きい展開になったら、社会人が強いので、サービス周りから球を沈めて(相手に打ち上げさせて)自分たちが先に攻める形をつくろうと思い、サービス周りに集中して点数を稼いで、相手を引かせようと思っていました」
松居圭一郎(左)&玉手勝輝(日立情報通信エンジニアリング)
金子真大/齋藤駿(トナミ運輸)に2-1で勝利
松居「昨日も、1ゲームがよくて、2ゲームがよくなかった。僕自身は、それが頭のなかにあったので、2ゲーム目は自分がちゃんとやらないと…と意識しすぎた。それでミスが多くなった印象があるし、自分が崩れたことで、ペアとしてもよくなくなってしまったと思う。それでも最終的に勝つことができたので、ラッキーだったかなと思います」
玉手「もう、優勝しか見ていないです。他のペアから見たら、僕たちはベテランの域にいると思う。よいプレーだった、よいパフォーマンスだったという話では、僕らも、スタッフも、たぶん満足できない。1試合、1試合、ベストを尽くして、結果にこだわってやっていきたいと二人で話して、大会に入りました」
【女子ダブルス】
中西貴映(右)&五十嵐有紗(BIPROGY)
金廣美希/木山琉聖(再春館製薬所)に2-0で勝利
中西「今日、やっと、まあまあ合格点かなという試合ができた。明日以降も、しっかりと準備したいと思います。明日の(試合開始の)ラブオールプレーでしっかり動けるようになっていればよい。自分の力を出しきることだけを考えて、頑張りたいです」
五十嵐「球がしっかりと来る相手に対して、作戦勝ちができた。中西さんにスムーズに後ろに入ってもらうことを今日は意識していたし、レシーブから攻撃に移る形がうまくできたと思う。今回は、中西さんと個人戦で一戦一戦やっていけるのが楽しいです。(準決勝は)安定した試合で勝てるように、頑張ります」
齋藤夏(左)&今井優歩(PLENTY GLOBAL LINX/ほねごり相模原)
石川心菜/平本梨々菜(岐阜Bluvic)に2-1で勝利
齋藤「第1ゲーム、第3ゲームは、サービス周りからハーフ球の対応もよかったと思いますが、第2ゲームは、私の前衛でのプレーが(シャトルを触りにいくかどうか)中途半端になってしまい、打ちにいっても、相手をかわそうとして打ったコースに相手がいる状態にもなって、よくわからないミスが増えてしまっていた。もっとシンプルに考えればよかったし、本来なら、2ゲームのなかで修正できたんじゃないかと思います」
今井「昨年から女子ダブルスで組ませてもらっているけど(所属チームが異なるため)そんなに練習をできているわけではない状況。それでも、夏がゲームをつくって前にいって、自分が後ろから打つという形と、逆の形のどちらでも対応はできるので、試合を通してよくなってきているかなと思います」
【混合ダブルス】
渡辺勇大(右)&松友美佐紀(J-POWER/東京都協会)
山澤直貴/曽根夏姫(コンサドーレ/北都銀行)に2-0で勝利
渡辺「試しながら、いろいろなことができた。松友さんに言ってもらったことを、すぐに実行するのは、ちょっと今日のゲームでは難しかったけど、ゲームのなかで1本でも、そういう気付きを実行に移すことが、僕にとっては大きな収穫だったなと思います」
松友「相手に対して勝負していくなかで、まずは、お互いが、自分のできることを。(その上で)話し合いながら、自分では気付けないところもあるので、互いに伝え合いながら…です。内容は、まだ明日、明後日も試合があるので(秘密)。明日もしっかりとプレーして、自分たちのよいプレーができるように頑張りたいと思います」
滝口友士(左)&植村理央(豊田通商)
小川桂汰/原菜那子(岐阜Bluvic)に2-0で勝利
滝口「今日は、チャンスはあると思って入りました。せっかくここまで来たので、ベスト4に入るチャンスをつかめるかどうか。絶対に勝とうという気持ちで入って、出だしからよい形でリードできてよかったです。(明日は)失うものはないので、挑戦者の気持ちでがっついていきたい」
植村「日本ランキングサーキットで試合をするのが初めて(昨年は1回戦で開始早々に棄権で敗戦)だったので、ここまで来られたのはうれしいです。日本ランキングも上がると思うので、もっともっと上に進めるように。明日の相手(西大輝/佐藤灯)は、龍谷大の後輩と同期。でも(日本代表のペアで)格上なので、向かっていく気持ちで頑張りたいです」
取材・文/平野貴也
写真/菅原 淳
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