国内最高峰のリーグの頂点を決めるS/Jリーグ2025 TOP4トーナメントが、3月1日に神奈川県の横浜BUNTAI(横浜市)で開催された。前日の2月28日に男女準決勝が行なわれ、決勝進出チームが決定。ここでは、NTT東日本が頂点に立った男子決勝戦をレポートする。
【準決勝結果&ダイジェスト】
【決勝ダイジェスト】
NTT東日本の11年ぶりの優勝か、それともBIPROGYが10年ぶりのリーグ制覇を成し遂げるのか。注目の決勝戦、第1ダブルスはNTT東日本が柴田一樹/山下恭平を起用したのに対し、BIPROGYは前日に続いて熊谷翔/西大輝が出場した。

試合の流れを決めるこの大事な試合で、白星を奪ったのは熊谷(上写真・左)/西だった。第1、2ゲームともに競った展開となったものの、「勝負どころで西が攻撃の起点をつくってくれた。自分はそれに対して、どうフィニッシュまでアプローチするかを意識して取り組めた」とは熊谷だ。第1ゲームを17本で制した熊谷/西は、第2ゲームも柴田/山下を19本で振り切った。

しかし、一気にBIPROGYへと傾きそうなこの流れを、完全に断ち切ったのがNTT東日本の桃田賢斗(上写真)だった。「この局面で守っている余裕はない。バテてもいいから1ラリーで全力を出し切って、休憩して、を繰り返した。バテたら仕方がないっていう気持ちで試合をしていた」と話した桃田は、序盤から積極的なプレーを披露。BIPROGYの渡邉航貴から大きくリードを奪う。
渡邉も第1ゲーム終盤には連続得点で食らいついたが、桃田が18本でこのゲームを奪取。すると、第2ゲームは完璧にゲームを支配した桃田が、渡邉をわずか6本に抑えてNTT東日本に流れを引き寄せた。


そして、桃田からバトンを受け取ったのが武井優太(上写真・右)/遠藤彩斗だ。「コートに立ったらすごく緊張した」(遠藤)という2人だが、シャトルが飛びにくい環境に加えて、レシーブ力のある岡村洋輝/谷岡大后を相手にしても、臆することなくラケットを振り抜いた。得意とするノーロブの形から攻撃を仕掛け続けた武井/遠藤は、第1ゲームを18本で先制すると、リードを奪われた第2ゲームは中盤の連続得点で逆転に成功。最後まで自分たちの形を貫き続けた武井/遠藤。17本で岡村/谷岡を振り切ると、NTT東日本に11年ぶりとなる歓喜が訪れた。
NTT東日本・川前直樹監督
「自分が選手時代に優勝したときよりもうれしいです。(決勝後は涙ぐむ場面もあった?)みんな強い思いを持って練習に取り組んでいました。それに、今季は全日本実業団の決勝で悔しい思いをして、そういったものが……今年だけではないですけど、ずっと悔しい状況が続いたので、やっと、っていう感じがして感情に出ちゃったのだと思います」
▼決勝(3月1日)
NTT東日本(Sブロック1位)2−1 BIPROGY(Jブロック2位)
柴田一樹/山下恭平●0〔17−21、19−21〕②熊谷翔/西大輝
桃田賢斗②〔21−18、21−6〕0●渡邉航貴
武井優太/遠藤彩斗②〔21−18、21−17〕0●岡村洋輝/谷岡大后

優勝:NTT東日本

準優勝:BIPROGY
取材・文/吉井信行
写真/菅原 淳
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