2月28日にS/Jリーグ2025 TOP4トーナメントが、神奈川県の横浜BUNTAI(横浜市)で開催された。同日は男女のS&Jブロック上位2チームによる準決勝と、各ブロック6位同士による残留決定戦を実施。ここでは、女子の準決勝、岐阜BluvicとBIPROGYの一戦をダイジェストでお伝えする。
【女子・準決勝-1】
ダブルスに世界トップレベルを知る選手を複数擁する両チームの対戦は、第1ダブルスから大激戦となった。BIPROGYは、五十嵐有紗と髙橋美優。岐阜Bluvicは、福島由紀と川添麻依子。1点目から互いに強打を打たない長いラリーとなり、早々に長期戦必至の戦いとなった。
第1ゲームのインターバルに差し掛かったところで、早くも選手に疲労が見られるタフな勝負で先にゲームを取ったのは、五十嵐/髙橋(上写真・手前)。16−12から20−18まで追い上げられる展開となったが、最後は福島がネット前に出て点を取りにいったところに、髙橋がクロスドライブのカウンターを決めて21-18とした。
第2ゲームは、福島/川添が21-15で取り返し、ファイナルゲームに突入。前半は互角の展開だったが、10オールになったラリーで足をかばう様子を見せた五十嵐が「長くやっていたら、足をつってしまいそうだった」と、インターバル後にまさかのペースアップ。心配した髙橋が「有紗さんが前でめっちゃ速くて、混合ダブルスみたいなタッチで点差が開いたのが大きかった。」と驚くネット前のスピーディーなプレーで試合をリード。連続得点で引き離し、21−15で104分に及ぶ熱戦を勝ち切った。
シングルスは、岐阜Bluvicの主将・古川佳奈(上写真)が圧巻のパフォーマンスを披露。杉山薫を相手に、第1ゲーム21−11。一気に試合の雰囲気を変えた。互いに、チーム内でダブルスの存在感が強い状況の中、シングルスを勝って貢献したい思いの強い2人。第2ゲームは、杉山がねばりを見せ、9-15から20オールへ追い上げてみせたが「シングルスが課題と常々言われているし、わかっている」とプライドを示した古川が、23-21で勝利をつかみ取った。
第2ダブルスは、BIPROGYが本来ならエースペアの中西貴映/岩永鈴(上写真・左)を起用。肩の負傷で全日本総合を途中棄権した岩永は、これが復帰戦。2−0で勝てれば温存できる第2ダブルスでの起用となった。対する岐阜Bluvicは、ベテランの廣田彩花と若手の平本梨々菜のペア。昨年の世界選手権で銅メダルを獲得するなど実績で上回る中西/岩永が、相手を前後に揺さぶる攻撃でリズムをつくり、12−7とリード。しかし、果敢にネット前に出てくる廣田、攻撃的な低いレシーブを仕掛ける平本が猛追。20オールで追いついた。中西のダイビングレシーブなど、カウンターを受けた場面で落下するシャトルをギリギリで返すなど、場内が沸く展開。最後は、中西/岩永が23-21で勝利した。第2ゲームは、12−16から一気に9連続得点で逆転勝ち。岩永は「自分の肩がどこまで持つのか不安があったけど、乗り越えてチームとして勝てたことはよかった」と喜んだ。
際どい勝負を2-1で制して決勝戦に駒を進めたBIPROGYは、もう一つの準決勝を2-0で快勝したヨネックスと明日(3月1日)の決勝戦でタイトルを争う。疲弊させられた分、厳しい戦いになりそうだが、平山優監督は「ここまできたら、やるしかない。ブロックリーグでは負けているのでチャレンジする立場ですが、勝負にこだわりたい」と雪辱に意欲。主将の中西も「みんなの優勝したい気持ちが昨年に比べてすごく大きい。その気持ちをコートで出せるはず。絶対に優勝したい」とタイトル奪取にこだわりを示した。
▼準決勝(2月28日)
BIPROGY(Jブロック2位)2−1 岐阜Bluvic(Sブロック1位)
五十嵐有紗/髙橋美優②〔21−18、15−21、21−15〕1●福島由紀/川添麻依子
杉山薫●0〔11−21、21−23〕②古川佳奈
中西貴映/岩永鈴②〔23−21、21−16〕0●廣田彩花/平本梨々菜
▼決勝(3月1日)
ヨネックス(Jブロック1位) – BIPROGY(Jブロック2位)
3位:岐阜Bluvic
取材・文/平野貴也
写真/菅原淳
弊社販売部
(0120‐911‐410)