2月1日に国内最高峰の団体戦「S/Jリーグ2025」京都大会(京都・島津アリーナ京都)が行なわれた。TOP4トーナメント進出が決まる重要なカードが実施されるなど、試合は最後まで白熱した戦いが繰り広げられた。ここでは、女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト-1】
Jブロックの全勝対決は、ヨネックスが2-1の逆転でBIPROGYを下した。第1ダブルスは、ヨネックスが若手の関野里真と須藤海妃を組ませたペアで挑んだが、BIPROGYは、五十嵐有紗/中西貴映で日本代表同士の組み合わせ。関野/須藤は、五十嵐/中西の連係がかみ合っていない第1ゲームは18本と健闘したが、第2ゲームは13本で振り切られた。
シングルスは、ヨネックスの仁平菜月が、2-0でBIPROGYの松田仁衣菜に圧勝。第2ダブルスも、2026年日本代表に選出されたヨネックスの保原彩夏/廣上瑠依(上写真・右)が、2−1でBIPROGYの髙橋美優/中出すみれ(内定:龍谷大)を振り切った。
ヨネックスは、ダブルスで主力の櫻本絢子が体調不良だったことも影響し、保原/廣上を第2ダブルスに回したことが奏功した。すでにTOP4トーナメント進出が決まっており、松野修二ヘッドコーチは「保原/廣上は、ずっと第1ダブルスで出ていた。リズムが違う第2ダブルスも経験させようと思った」とTOP4での様々な戦い方を想定しながらオーダーを組んだことを明かした。一方、BIPROGYの平山優監督は「1位でTOP4にいきたかった」と話したが、シングルスでねばりを見せられなかった部分に悔しさをのぞかせた。
▼Jブロック(2月1日)
ヨネックス(5勝0敗)2−1 BIPROGY(4勝1敗)
関野里真/須藤海妃●0〔18−21、13−21〕②五十嵐有紗/中西貴映
仁平菜月②〔21−14、21−14〕0●松田仁衣菜
保原彩夏/廣上瑠依②〔21−16、13−21、21−13〕1●髙橋美優/中出すみれ
【女子ダイジェスト-2】
Sブロックでは、NTT東日本が2−1で北都銀行に勝利。3勝1敗同士で2位の座を争う直接対決を制し、初のTOP4トーナメント進出を決めた。
第1ダブルスから緊迫感が漂った。NTT東日本の鈴木陽向/山北奈緖は、北都銀行の杉山凜/永渕妃香と対戦。得意の攻撃力を生かそうと追い風のエンドを選んだが、思った以上にシャトルが飛びやすい環境。鈴木が「迷いが出て、プレーが小さくなってしまった」と話したように、緊張感ものしかかって大苦戦。それでも16-18から5連続得点でひっくり返すと、第2ゲームはリードを保って押し切った。
続くシングルスは、NTT東日本の栗原琉夏が第1ゲームを先取したが、北都銀行の舛木さくらのねばりに苦しみ、1−2で逆転負け。ファイナルゲーム16-15から、21-16と引き離した舛木に軍配が上がった。
第2ダブルスにエースペアを回した北都銀行は、この時点で優位と思われたが、思わぬアクシデントに見舞われた。曽根夏姫と組んだ小松ゆいが、5-3とした場面の強打で左足を負傷し、無念の棄権。NTT東日本の上杉杏/山北眞緖の勝利となり、意外な幕切れとなった。Sブロックは、日本代表を複数抱える再春館製薬所やACT SAIKYOがTOP4進出を逃す大混戦となったが、昨季はブロック最下位と苦しんだNTT東日本が最後の切符を手にしている。
S/Jリーグは、同日でブロックリーグを終了。抽選の結果、各ブロック上位2チームが出場するTOP4トーナメントの女子準決勝は「岐阜Bluvic(Sブロック1位)vs BIPROGY(Jブロック2位)」、「ヨネックス(Jブロック1位)vsNTT東日本(Sブロック2位)」のカードとなった。
準決勝と各ブロック最下位同士の残留決定戦(敗者はS/JリーグIIに降格)は、2月28日に神奈川県の横浜BUNTAIで実施。男女の優勝決定戦を、同会場で3月1日に行なう。
▼Sブロック(2月1日)
NTT東日本(4勝1敗)2−1 北都銀行(3勝2敗)
鈴木陽向/山北奈緒②〔21−18、21−15〕0●杉山凜/永渕妃香
栗原琉夏●1〔21−19、10−21、16−21〕②舛木さくら
上杉杏/山北眞緒◯〔4−5、キケン〕0●曽根夏姫/小松ゆい
取材・写真/平野貴也
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