1月18日に国内最高峰の団体戦『S/Jリーグ2025』が開催された。今年最初のブロックリーグは、埼玉県草加市(エネクルスポーツアリーナ草加)と、島根県出雲市(県立浜山体育館カミアリーナ)で行なわれ、草加大会では女子Jブロックのヨネックスが3−0でレゾナックを下した。先に4勝を挙げていたBIPROGYに次いで、上位2位以上が確実に。リーグ優勝を争うTOP4トーナメント(2月28日〜3月1日、横浜BUNTAI)進出が決まった。ここでは女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】
ヨネックスは、地元開催の大会に、戦力を集結させた。廣上瑠依と第1ダブルスに出場した保原彩夏、シングルスに出場した仁平菜月は、1月13日に開幕したインドOP(Super750)に出場。ともに準々決勝で敗れた後、すぐに日本へ移動。試合前日の朝に帰国したばかりの強行出場だったが、見事に役割を果たした。

第1ダブルスは、保原/廣上が2-1で室屋奏乃(上写真・左)/畑末真緒との接戦を制した。コンディションが万全とは言えない保原は「決めきれないので、どうにか廣上がフォアで捕まえられるように考えた」とアシスト役を意識。序盤は、互いにミスが目立つ展開だったが、地力で上回って12本で先取。しかし、第2ゲームはシーソーゲーム。20−19でマッチポイントを迎えたが、3連続失点でひっくり返されてファイナルゲームにもつれ込んだ。
最終ゲームもミスでリードを広げられない展開となったが、廣上が「保原さんはインドに行っていたし、疲労感が抜けない中での試合。(練習を積んで)作り上げている時より、自分たちの展開にはできないだろうと思って試合に入った分、焦り過ぎずに試合をできたのがよかった」と話したように、焦れて自滅する展開を避けて18-17から3連続得点で差し切った。一方、惜敗となった室屋は「結局、トータルでどちらがチャンスを決めきるかの試合だったと思う。勝負する心をもっと持つ必要があった」と悔しがった。

シングルスは、仁平(上写真)が高い集中力を発揮。レゾナックの海老原詩織をストレートで下した。帰国直後で疲労が残る中で「相手に隙を見せない、自分に隙をつくらないことを意識した」と話した通り、付け入る隙を与えず。第1ゲームを9本で先取。第2ゲームも18-9と圧倒する展開。終盤に海老原がねばり強さを見せて21-15でのフィニッシュとなったが、仁平が強い勝ち方を見せた。
第2ダブルスは、櫻本絢子/関野里真が2-0で申昇瓚(シン・スンチャン)/高崎夏実を撃破した。小柄な関野が後衛に回され、強打を打たされる展開。第1ゲームは、ヨネックスペアがなかなかリズムがつかめなかったが、中盤に5連続得点でひっくり返すと、21-19で接戦をモノにした。第2ゲームは、中盤からリードを広げて21-17。日本代表同士で組むペアの底力を示した。
敗れたレゾナックは、この試合がリーグ最終戦。1勝4敗でブロックの戦いを終えた。現在6位のCheerful鳥取(0勝4敗)が最終戦で七十七銀行に勝った場合、勝ち点で並ぶことになるが、得失マッチ差で上回ることが確実。ブロック最下位の可能性はなくなった。長澤靖監督は、ダブルスの室屋/畑末、シングルスの岩城杏奈、水井寿々妃が勝利を挙げたシーズンを振り返り「昨季(ブロック3位)より順位は落ちるけど、昨季ができ過ぎ。今季は、チームとして成長が見られた」と一定の評価を与えた。
女子Jブロックは、今後、1月25日の仙台大会で5位の七十七銀行と6位のCheerful鳥取が最下位回避をかけた直接対決に臨むほか、2月1日の京都大会で、BIPROGYとヨネックス1位通過をかけて対戦する。リーグ優勝を争うTOP4トーナメントの準決勝は、SブロックとJブロックの1位同士は対戦せず、各ブロック2位は抽選でどちらかのブロック1位と対戦する。昨季準優勝のヨネックスを率いる松野修二ヘッドコーチは「次は2月1日、しばらく空く。TOP4が本当の勝負。チームを固めていく」と首位通過にはこだわらず、悲願のタイトル奪取に照準を合わせる構えを示した。
▼Jブロック(1月18日)
ヨネックス(4勝0敗)3−0 レゾナック(1勝4敗)
保原彩夏/廣上瑠依②〔21−12、20−22、21−17〕1●室屋奏乃/畑末真緒
仁平菜月②〔21−9、21−15〕0●海老原詩織
櫻本絢子/関野里真②〔21−19、21−17〕0●申昇瓚/髙崎夏実
取材・写真/平野貴也
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