日本一を争う「第79回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日に東京・京王アリーナで開幕した。大会5日目の29日は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、熱戦を終えた選手のコメントを紹介する。
男子シングルス
西本拳太
(ジェイテクトStingers)
準決勝結果:奈良岡功大(NTT東日本)に1−2で敗戦
ーー試合を振り返って
悔しい結果にはなりましたけど、熊本(マスターズ)の時より善戦できたというのをプラスに考えたいですし、勝てない現状というのも、しっかり受け入れていきたいと思います。
ーー第1ゲームの競り合いを落としてしまった
最初は僕からが飛ぶ方でしたが、相手の強い球で後ろに煽られる場面が多かったと思います。そういう面では、少し不利なエンドからではありましたが、その中で19点まで取れたので、余計に第1ゲームを取りたかった気持ちはあります。
ーー第2ゲームを取り返した後のファイナルゲームは、前半に先行していた
先に11点を取ることはできたので、(後半は)もったいなかったなっていう気持ちはあります。最後は、やはり相手の方がアグレッシブに攻めてきたので、それを防ぎ切るかどうかの判断を…負けたので〝たられば〟ですが、違う展開の方がよかったかなと思います。
ーー後半も17-15まで先にリードしていた
自分から打ちたい気持ちと、ラリーした方がいいかなっていう気持ちがあって。ただ、後半は飛ばない方でしたが、思い切ってラケット振れなかったというか、もう少しこう強く押せればよかったんですけど、ちょっとそこが相手にうまくやられたかなとは思います。
ーー何度も出場している総合で、今回のベスト4はどうとらえるか
総合で初めてベスト4に入ったのは21歳の時。その10年後の今回もベスト4ですが、その価値は違うと思っています。また、今出てるシングルス選手の中では、1番上の年齢ぐらいになりました。これまで自分の前に立ちはだかってきた先輩方や、同級生の桃田(賢斗)選手がいない中ですけど、僕自身はまだまだ活躍できると思っているので、1年後、今回の結果を上回れるようにしたいと思います。
取材/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也、吉井信行、楊順行
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