【全日本総合2025】「コンディションが上がらない中でも、相手をよく見てコントロールできた」(福島由紀&松本麻佑)<4日目/選手コメント13>

日本一を争う「第79回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日に東京・京王アリーナで開幕した。大会4日目の28日は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは注目選手のコメントを紹介する。

女子ダブルス
福島由紀(左)&松本麻佑
(岐阜Bluvic/ほねごり相模原)

準々決勝結果:鈴木陽向/山北奈緖(NTT東日本)に2-0で勝利

福島 コンディションがあまりよくなく、集中力もなかなか上がらない中、第1ゲームはミスで追いつかれ、逆転されて。でもそこからなんとか取れた流れのまま、第2ゲームは相手もよく見え、しっかりコントロールできたと思います。コンディションが上がらない中でどう勝つか、がこの大会の目的なので、そこはよかったと思います。

松本 第2ゲームは相手が飛ぶコートで、奥へのミスが出てきたので、こっちがフルで打つのではなく、ミスを誘うようにしました。ただ、甘くならないように気をつけたのに、甘い球が出てしまったのは修正点です。コンディションが万全ではない中で、どういう展開なら点が取れるのか。第2ゲームは、無理せずしっかり我慢するところと攻めるところができていたと思います。

鈴木陽向&山北奈緖
(NTT東日本)

――試合を振り返って

鈴木 自分たちの持ち味である、攻めの形で決まらない相手。簡単なミスも少ない。守り切る力は相手の方が全然ある。その中で我慢してプレーできたらよかったけど、第2ゲームは、連続失点が多かったかなと思います。

山北 自分たちの強みが通じないとき、何か徹底してできることがない。レシーブも中途半端になっちゃったり、決めにいくこともできず、中途半端になってしまった。それが最後まで続いて、展開を変えることができなかったのが、一番の敗因かなと思います。

――ベスト8という結果について

鈴木 来年からU24ができることが発表されてからは、やっぱり世界のトップで戦っている先輩たちに勝たないと代表には入れないと思っていたので、エイトで終わってしまって悔しい気持ちです。

山北 今回の大会は、一戦一戦が本当に勝負だった。昨日は一つの山場で勝つことができた。今日もすごく大事な勝負だったけど、やっぱり、まだまだ勝てない。1ゲーム目も取れそうで取れなかった。そういうことが、上の選手と対戦すると多い。やっぱり1ゲームでも取り切る力をもっとできるようになっていけたらと思います。

 

取材/バドミントン・マガジン編集部、楊順行、平野貴也、吉井信行

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投稿日:2025/12/28
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