日本一を争う「第79回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日に東京・京王アリーナで開幕した。大会4日目の28日は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは注目選手のコメントを紹介する。
男子シングルス
奈良岡功大
（NTT東日本）
準々決勝結果：古賀穂（AC長野パルセイロBC）に2-0で勝利
――試合を振り返って
長くなるかなと思っていましたけど、そうでもなく終わることができた。第1ゲームの序盤は結構リードされていたけど、逆転することができて、第2ゲームはそのままいけてよかったと思います。1ゲーム目の方がシャトルが飛ぶ側でしたけど、そんなに気にせずにコントロールできたと思います。第2ゲームの20－17の1点のラリーはかなり激しかったと思いますけど、古賀さんもついてきていて、すごくいいラリーができたと思います。
――昨日も出だしは相手のペース
最初は動かなくて、慣れてきて…という感じ。今日、序盤は結構相手にリードされましたけど、昨日より早めに、イレブンの前にスピードを上げました。相手が（試合巧者の）古賀さん。点差が開いて相手に余裕が出てくると、いろいろな球を打たれてしまうと思ったので。
――試合全体のコントロールを考えてできるようになっている手応えは？
それは、あるかもしれないですね。ちょっときつかったり、僕が点数を取っていなかったりしても、相手を動かしておけば、あとで流れが来るかなとか。そこで僕が一気にペースを上げれば、相手は動けないし、こっちは動けるので決まるとか。スコアを見てヤバイとは思いますけど、それでもこうすればいいんだろうなと思いながらやっています。
――ベスト4進出
よかったです。明日、どちらがきても強敵だし、スマッシュも速いタイプ。集中力を欠かないようにしたいと思います。
古賀穂
（AC長野パルセイロBC）
準々決勝結果：奈良岡功大（NTT東日本）に0-2で敗戦
相手はここまでファイナルゲームにもいったりしていて、ハートスケジュールの中で今回の大会に臨んでいると思う。その点では、準備ができた自分の方が余裕があったので、パフォーマンスもよかったと思いますけど、ちょっと実力の差が出たのかな。（奈良岡選手は）勝負をかけたときの対応とか、そういうところの引き出しをすごく持っていて、武器がたくさんあるなというイメージ。その辺りで実力の差が出たとは思います。去年ベスト16だったので、1歩前進っていうところが成果ですし、ここでもう1つ上にいって、しっかり優勝もねらえるような実力をこれからつけていきたいと思います。
取材／バドミントン・マガジン編集部、楊順行、平野貴也、吉井信行
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