日本の頂点をかけて争われる第79回全日本総合バドミントン選手権(東京・京王アリーナTOKYO)。大会3日目は各種目2、3回戦が行なわれた。女子シングルス3回戦のダイジェストを紹介する。
【女子シングルス】
実力者が順当に勝ち上がっている女子シングルスは、3回戦も大きな番狂わせなく終わった。第1シードの山口茜(再春館製薬所)は、高校生の白川菜結(柳井商工高)に第1ゲームを奪われたものの、第2ゲーム以降は実力を発揮して10本、9本に抑えて逆転勝利。準々決勝では、3回戦で渡邉柚乃(倉敷中央高)との競り合いを制したチームの後輩である明地陽菜(再春館製薬所)と激突する。

前回女王の宮崎友花(ACT SAIKYO)は、齋藤栞(PLENTY GLOBAL LINX)を2−0で下しベスト8進出。岐阜Bluvicの小西春七と対戦した奥原希望(東京都協会/上写真)は、第1ゲームこそ相手に先行を許したものの、後半はショットの精度を上げながらラリーを制し22−20。第2ゲームに入ると、完全に主導権を握った奥原が7本に封じて勝利。2回戦に続き、2−0のストレート勝ちで準々決勝進出を決めている。

上位進出をめざす日本代表の郡司莉子(再春館製薬所/上写真)は、日本代表経験のある舛木さくら(北都銀行)と対戦。第1ゲームは、なかなかリズムをつかめない郡司に対し、ラリーの先手を奪った舛木が21−12で先取する。後がない状況の郡司だが、第2ゲーム以降はスピードを上げてペースを掌握。21−9で第2ゲームを取り返すと、最終ゲームも10本に抑えてベスト8入りを決めた。準々決勝は日本代表の復帰をねらう水津愛美(ACT SAIKYO)と対戦する。
▼3回戦(12月27日)
山口茜(再春館製薬所)②〔15-21、21-10、21-9〕1●白川菜結(柳井商工高)
明地陽菜(再春館製薬所)②〔21-19、21-18〕0●渡邉柚乃(倉敷中央高)
水津愛美(ACT SAIKYO)②〔21-18、21-8〕0●近藤七帆(広島ガス)
郡司莉子(再春館製薬所)②〔12-21、21-9、21-10〕1●舛木さくら(北都銀行)
仁平菜月(ヨネックス)②〔21-12、14-21、21-11〕1●木村百伽(ヨネックス)
奥原希望(東京都協会)②〔22-20、21-7〕0●小西春七(岐阜Bluvic)
古川佳奈(岐阜Bluvic)②〔15-21、21-19、21-19〕1●杉山薫(BIPROGY)
宮崎友花(ACT SAIKYO)②〔21-13、21-9〕0●齋藤栞(PLENTY GLOBAL LINX)
▼準々決勝の組み合わせ
山口茜(再春館製薬所) — 明地陽菜(再春館製薬所)
水津愛美(ACT SAIKYO) — 郡司莉子(再春館製薬所)
仁平菜月(ヨネックス) — 奥原希望(東京都協会)
古川佳奈(岐阜Bluvic) — 宮崎友花(ACT SAIKYO)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人
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