【全日本総合2025】奈良岡功大がファイナルゲームの末に勝利!若手注目の沖本優大は高校の後輩を退け3回戦進出!<男子シングルス/2日目結果>

日本の頂点をかけて争われる第79回全日本総合バドミントン選手権(東京・京王アリーナTOKYO)。大会2日目は各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは、男子シングルス1、2回戦のダイジェストを紹介する。

【男子シングルス】

日本代表を含む国内トップ選手が多数出場した男子シングルス。前週のワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)を戦った奈良岡功大(NTT東日本)は、2回戦からの登場。1回戦を勝ち上がってきた牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)に第1ゲームを19本で奪われるも、「2ゲーム目からやっと身体が動いてきた」と奈良岡。相手の強打をかわしながらポイントを重ね、第2ゲームを9本で取り返すと、最終ゲームは21−13に抑えて勝利。「相手が決め急いでくれて助かりました」と後半の勝因を話した後、次戦の戦いに向けて「体は疲れていますけど、諦めずにプレーしたい」と気を引き締めた。

西本拳太(ジェイテクトStingers)、渡邉航貴(BIPROGY)、そして前回優勝の田中湧士(NTT東日本)も順当に勝利をつかみ、3回戦に進出。若手の成長株、沖本優大(BIPROGY/上写真)は、出身校の後輩でもある萩原駿希(埼玉栄高)と初戦で対戦し、第1ゲーム21−17、第2ゲームは21−18で勝利。第2ゲーム終盤はスコアが接近する場面もあったが、沖本が先輩の貫禄を示して後輩の挑戦をはねのけている。

順当に試合が進む中、金星を獲得したのは高校生の髙野日向(埼玉栄高)。元日本代表の大林拓真(トナミ運輸)から2−0のストレートで勝利をつかみ、3回戦進出を果たした。「攻撃させないようなプレーをしつつ、ラリー負けしないことを心がけた」という高野。3回戦は、再び埼玉栄の先輩でもある沖本優大と激突する。

▼1回戦(12月26日)

牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)②〔21-6、21-9〕0●中村大哉(力合西小教職員)

山田琉碧(日本体育大)②〔19-21、21-17、21-15〕1●川野寿真(ふたば未来学園高)

岩野滉也(日立情報通信エンジニアリング)②〔21-16、21-15〕0●志賀伊吹(名古屋経済大市邨高教職員)

中谷壱心(日本体育大)②〔18-21、21-18、21-19〕1●山口晃央(埼玉栄高)

▼2回戦(12月26日)

奈良岡功大(NTT東日本)②〔19-21、21-9、21-13〕1●牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)

野田統馬(日立情報通信エンジニアリング)②〔21-12、21-15〕0●草ノ瀬悠生(瓊浦高)

古賀穂(AC長野パルセイロBC)②〔21-16、21-19〕0●奥真優(高岡第一高)

馬屋原光大郎(日本体育大)②〔21-17、21-13〕0●高橋洸士(トナミ運輸)

小川翔悟(ジェイテクトStingers)②〔21-16、21-4〕0●山城政人(ふたば未来学園高)

宮下怜(明治大)②〔16-21、21-13、21-11〕1●藤井湧也(JFEプラントエンジ)

秦野陸(トナミ運輸)◯ 棄権 ●花田彬(トナミ運輸)

西本拳太(ジェイテクトStingers)②〔21-14、21-11〕0●山田琉碧(日本体育大)

田中湧士(NTT東日本)②〔21-18、21-9〕0●岩野滉也(日立情報通信エンジニアリング)

藤原睦月(明治大)②〔21-13、21-16〕0●戸内佑亮(豊田通商)

沖本優大(BIPROGY)②〔21-17、21-18〕0●萩原駿希(埼玉栄高)

髙野日向(埼玉栄高)②〔21-17、21-16〕0●大林拓真(トナミ運輸)

武井凜生(NTT東日本)②〔21-13、21-19〕0●萩原祐希(龍谷大)

森口航士朗(BIPROGY)②〔21-17、11-21、21-12〕1●川本拓真(BIPROGY)

増本康祐(ジェイテクトStingers)②〔21-19、24-22〕0●池端元哉(豊田通商)

渡邉航貴(BIPROGY)②〔21-16、21-12〕0●中谷壱心(日本体育大)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人

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投稿日:2025/12/26
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