【全日本総合2025】WTファイナルズ準優勝の福島＆松本が2-0のストレート勝ちで2回戦を突破！＜女子ダブルス／2日目結果＞

日本の頂点をかけて争われる第79回全日本総合バドミントン選手権（東京・京王アリーナTOKYO）。大会2日目は各種目1、2回戦が行なわれた。女子ダブルス1、2回戦のダイジェストを紹介する。

【女子ダブルス】

ワールドツアーファイナルズ準優勝の福島由紀（上写真・左）／松本麻佑（岐阜Bluvic／ほねごり相模原）は、2回戦から登場。松本は混合ダブルスにも出場しており、ファイナルゲーム75分の試合を経てのプレーとなった。

対するのは、1回戦から勝ち上がってきた毛利未佳／千葉美采（七十七銀行）。毛利が後ろ、千葉が前の形となり、毛利の全身を使ったフルスマッシュに、福島／松本が苦しめられる場面もあったが、スピードとパワーは世界レベルの二人。全力で向かってくる相手を2−0で制し、3回戦進出を決めた。福島／松本とともに、ワールドツアーファイナルズに出場した中西貴映／岩永鈴（BIPROGY）は、こちらも1回戦から勝ち上がった大学生の牧野美涼／上野凛（法政大）にストレート勝利。長身サウスポーの中西が後ろ、岩永が前という得意の形がよく機能していた。

ペアとして初出場ながら、第2シードに座る五十嵐有紗／志田千陽（BIPROGY／再春館製薬所）。左右ペアの向井仁那／宮内公佳（七十七銀行）を相手に、二人が重なる場面もあったが、コートの前後左右や奥行きまで、立体的に大きく使ったラリーを展開。決めにいくだけでなく、時間をつくるショットを混ぜるなど、見応えのあるラリーを披露した。失点が重なる嫌な流れも、ライン際を確実にねらった強打で断ち切れるのも強み。点の取り方のバリエーションが豊富だった。

インカレ女王の中出すみれ／田邉裕美（龍谷大）は、流れるようなコンビネーションから、速いタッチと「前へ前へ」の圧力で髙崎夏実／杉山未来（レゾナック）を圧倒。後ろからの強打の威力も凄まじく、社会人ペアがレシーブで対応できない場面も見られた。昨年は福島／松本の前に2回戦敗退。今年は「昨年の結果は超えたいし、優勝もねらえると思っています。自分たちの力をしっかり出せば、結果はついてくると思う」（田邉）と気合十分。どこまで勝ち上がっていくか注目したい。

全日本社会人からペアを継続しての参戦となった廣田彩花／櫻本絢子（岐阜Bluvic／ヨネックス）、日本代表ペアの鈴木陽向／山北奈緖（NTT東日本）も、2−0で勝って3回戦進出を決めている。

▼1回戦（12月26日）

毛利未佳／千葉美采（七十七銀行）②〔21-8、21-7〕０●木村早希／木村和奏（青森山田高教職員／弘前第一養護学校教職員）

小田菜摘／志波寿奈（広島ガス）②〔19-21、21-16、21-19〕１●星野結衣／深澤果帆（埼玉栄高）

牧野美涼／上野凛（法政大）②〔19-21、21-10、21-15〕１●中島優衣奈／中村夏穂（北翔大）

向井仁那／宮内公佳（七十七銀行）②〔21-17、23-21〕０●玉木亜弥／長廻優茉（筑波大）

▼2回戦（12月26日）

福島由紀／松本麻佑（岐阜Bluvic／ほねごり相模原）②〔21-17、21-18〕０●毛利未佳／千葉美采（七十七銀行）

川添麻依子／宮﨑淳美（岐阜Bluvic）②〔21-14、19-21、21-15〕１●植村理央／去来川琴葉（豊田通商）

石川心菜／平本梨々菜（岐阜Bluvic）②〔21-9、21-8〕０●橋村妃翔／阿波芽衣咲（柳井商工高）

鈴木陽向／山北奈緖（NTT東日本）②〔21-8、21-16〕０●伊藤朱里／伊瀬友花（山陰合同銀行）

大竹望月／髙橋美優（BIPROGY）②〔23-21、21-16〕０●畠山想来／山北莉緖（ふたば未来学園高）