日本一を争う「第79回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日に東京・京王アリーナで開幕した。大会2日目の26日は、各種目1、2回戦が行なわれた。ここでは注目選手のコメントを紹介する。

女子ダブルス
福島由紀(右)&松本麻佑
(岐阜Bluvic/ほねごり相模原)
2回戦結果:毛利未佳/千葉美采(七十七銀行)に2−0で勝利
――試合を振り返って
福島 (パートナーと)お互いに集中力が上がらず、ラリーがあまりなく、点数がポンポンポンポン重ねられていった試合かなという気持ちは、正直に言うとあるんですけど、逆転されてちょっと流れが悪いかなというところで、取り返せたのがよかったと思います。とりあえず、ケガなく終わったのでよかったです。
松本 互いに気持ちも体(の動き)も上がらない中、ちょっと点数を取らないとヤバイという時は、しっかりと息を合わせて取ることはできていた。集中力を徐々に上げていけたらいいかなと思います。(前週のワールドツアーファイナルズで)すごく速い展開とかをやっていたので、ちょっとタイミングが合わない部分もありました。
――プレー面でよかったと思った部分は?
福島 最後の最後、点を取りたいところで、2人で連係して点を取れたところはよかったと思います。
松本 点数を取りたいところは、片方がスピードを上げたなと思ったら、パートナーもしっかりついていく形ができていたのは、よかったです。
――ワールドツアーファイナルズの結果により、世界ランクで日本代表に内定することが確実。モチベーションはきついかもしれないが、どういう気持ちで試合に入った?
福島 何となく(試合に)入ってもケガをしてしまうと思っていたので、とりあえず気持ちだけはもっていって、ケガをしないように、まずしっかりと終わることを考えていました。体がきつくて、気持ちも上がらない状況でどう戦うかというのも一つ(大事なテーマ)かなとポジティブに捉えて、1点1点、やれたらいいかなと思っています。

女子ダブルス
中西貴映(左)&岩永鈴
(BIPROGY)
2回戦結果:牧野美涼/上野凛(法政大)に2−0で勝利
中西 初戦で緊張はありましたけど、いつもならもっともたついていたところを、終始、リードを保ちながらできたのはよかったと思います。全日本総合は毎年のように期間中にケガをするか、大会前にケガをするかっていう感じで、ここ最近はほんとにいい形で終えられていません。あまり縁がない大会だなっていう意識もちょっとどこかであるので、今年はなんとかそこを払拭できたらいいと思っています。
岩永 私は思ったより緊張せずにできていました。最初はあまり前でさわれなかっけど、後半になるにつれて前で決め切ることができていたので、よかったと思います。今年は(国際大会を含めて)決勝まではいけても優勝できないことが5回あったので、今回は絶対に優勝できるように頑張りたい。そのためには、自分が引いてしまったら始まらないと思うので、思い切って前に出るのと、しっかり前でさわって決めきるところを意識して頑張りたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、平野貴也、吉井信行
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