日本バドミントン協会は、12月18日、協会ロゴの刷新と公式ホームページの全面リニューアルを発表した。
日本バドミントン協会は1946年の創設から、2026年に80周年という節目を迎える。バドミントンの普及と国際舞台での競技力向上に取り組む中で、ファン層の拡大やデジタル環境の進化により、協会の果たすべき役割は変化してきている。そうした背景をふまえ、2024年にパーパスやバリュー、ビジョンを策定するなど、今の時代にふさわしいブランドの再構築を進めてきた。2025年6月には英語法人名称を『Badminton Association of Japan (略称 BAJ)』と変更。新たなロゴは、BAJの文字を、バドミントンの象徴であるシャトルの羽根に見立て、多くの人や地域によって支えられていることを土台となるコルクで描いている。
ロゴにある羽根の上部をフラットな線で表現することで、バドミントンの持つ“フラット(誰もが等しく楽しめる)”な魅力を表現。さらに、「人と人」「人と地域」「日本と世界」といった様々な違いを超えて繋がってほしいという思いが込められている。日本を象徴する赤を基調にしたカラーは、競技が生み出す熱量と未来への躍動感を表現している。
これに合わせ、公式ホームページも全面リニューアル。フェンエンゲージメントと利便性向上の両立をめざし、構造とデザインを見直した。ファンが競技をより身近に感じられるようなコンテンツを拡充するとともに、目的に応じて必要な情報にスムーズにアクセスできるサイトへと再編成する。新しい公式ホームページは2025年12月18日21時頃に公開を予定している。

村井満 日本バドミントン協会会長のコメント
「私が会長に就任したのが2023年。当初から、ホームページに関しては、検索性、速報性、一般の方から見たわかりやすさなどの面で変えなければいけないだろうという思いは私の中にありました。就任してすぐに着手したい部分ではありましたが、我々がどういう方向をめざしていくのか、どういった価値観を大事にしていくのかがわからない状況で見栄えだけ変えても意味がないということで、まずは大切にしたい価値観や、めざす姿を言語化し、ロードマップをつくることを優先して、2年という時間を経て、このタイミングでの刷新になりました。
あらためて、初心者からトップアスリートまで、未就学児から100歳まで、さまざまな世代の方が自分の新たな可能性を見つけていくことができるのがバドミントンの強みです。ですから、多世代に訴求するコミュニケーションが必要と考えていました。
今までは動きのないロゴマークでしたが、今後、SNSやホームページなどデジタルツールを使ったコミュニケーションが主軸になっていくと思いますので、ムービングロゴという考え方で一歩踏み出しました。ムービングロゴにするためには、やはり今までのロゴマークから大きく変革する必要がありました。新ロゴ開発の決定プロセスとしては、多くの関係者の皆様にデザイン案や思想など様々なアンケートをとり、多くの支持を得たものを元に最終化しました」
▼ムービングロゴ(30秒版)
■日本バドミントン協会ホームページ
※2025年12月18日19時~21時はメンテナンス
取材・文/バドミントン・マガジン編集部










