12月6日に国内最高峰の団体戦「S/Jリーグ2025」が開催された。富山県高岡市(高岡市竹平記念体育館)と岐阜県岐阜市(岐阜メモリアルセンター・で愛ドーム)の2会場で行なわれ、男女のトップチームが激しい戦いを繰り広げている。ここでは、男子の結果をダイジェストでお伝えする。
【ダイジェスト】
Sブロックの前回王者・トナミ運輸は、三菱自動車京都と対戦。男子の開幕節となった前週の一宮大会で2連勝しているトナミ運輸は、2連敗中の三菱自動車京都に対し、第1ダブルスに保木卓朗/小林優吾を起用。絶対エースが9本、10本に抑える活躍を見せ、先制ポイントをつかむ。シングルスは、大林拓真が三菱自動車京都の熊谷悠吾に2−0のストレート勝ち。第2ダブルスは、開幕節でも出場した目崎駿太郎と内定・吉田翼(日本体育大)のペアが、三菱自動車京都の内定ペア・佐藤椎名(日本体育大)/栁川蓮(明治大)に第1ゲーム16本、第2ゲームは20オールからの競り合いを25−23で制し、トナミ運輸が3−0で快勝した。
Sブロックの注目カード、NTT東日本とジェイテクトStingersの試合は、NTT東日本が貫禄の勝利をつかんだ。第1ダブルスは、エースダブルスの山下恭平/緑川大輝を分けて起用。山下が柴田一樹とのペアで、ジェイテクトの若手、小川航汰/永渕雄大を17本、8本で一蹴。さらに、シングルスの田中湧士が、ジェイテクトの不動のエース・西本拳太を2−0で抑え込み、チームの勝利を確定させる。最後の第2ダブルスも、緑川と山田尚輝が、ジェイテクトの古賀輝/相澤桃李を17本、19本で制し、NTT東日本が会心の勝利。リーグ3連勝を飾った。敗れたジェイテクトStingersは、2勝1敗。早くも土がついてしまい、TOP4トーナメント進出に向けて負けられない状況に追い込まれた。
岐阜大会では、地元の丸杉スティーラーズと豊田通商が激突。一宮大会で2連勝をつかんだ豊田通商に対し、丸杉スティーラーズは連敗と苦しいスタート。丸杉スティーラーズとしては、地元で白星をつかみたいところだ。しかし、第1ダブルスを先制したのは豊田通商。鈴木利拓/滝口友士が、丸杉スティーラーズの髙嶋集/飛田修をファイナルゲーム17本で下し、貴重な勝利をつかむ。シングルスは、丸杉スティーラーズの大黒柱・佐藤雄輝が、豊田通商の池端元哉にファイナルゲームの末に競り勝ち、1−1のタイに戻す。第2ダブルスも互いに譲れない意地のぶつかりあいとなったが、最後は豊田通商の川原聡麿/三宅将平が、第1ゲームを奪われた後の第2ゲーム、最終ゲームを取り返して逆転勝ち。豊田通商が2−1で丸杉スティーラーズを退け、開幕から無傷の3連勝を飾った。
12月6日の男子結果は以下の通り。
▼Sブロック(12月6日/高岡大会)
トナミ運輸(3勝) 3−0 三菱自動車京都(3敗)
保木卓朗/小林優吾②〔21−9、21−10〕0●中村舜/阿保龍斗
大林拓真②〔21−11、21−13〕0●熊谷悠吾
目崎駿太郎/吉田翼②〔21−16、25−23〕0●佐藤椎名/栁川蓮
NTT東日本(3勝)3−0 ジェイテクトStingers(2勝1敗)
山下恭平/柴田一樹②〔21−17、21−8〕0●小川航汰/永渕雄大
田中湧士②〔21−14、21−13〕0●西本拳太
緑川大輝/山田尚輝②〔21−17、21−19〕0●古賀輝/相澤桃李
▼Jブロック(12月6日/岐阜大会)
豊田通商(3勝)2−1 丸杉スティーラーズ(3敗)
鈴木利拓/滝口友士②〔19−21、21−19、21−17〕1●髙嶋集/飛田修
池端元哉●1〔24−22、16−21、18−21〕②佐藤雄輝
川原聡麿/三宅将平②〔16−21、21−14、21−17〕1●後藤海斗/石神文太
文/バドミントン・マガジン編集部
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