11月15日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン2025(熊本県立総合体育館/Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は5種目で準決勝を戦い、男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスの3種目が決勝進出を決めている。

男子シングルスは西本拳太(上写真)と奈良岡功大が準決勝に登場。西本はラクシャ・セン(インド)との勝負となり、第1ゲームは21−19で先制する。第2ゲームは14本で失う展開となったが、ファイナルゲームは5連続得点などで引き離し、21−14で勝利。決勝進出を決めた。

西本の後に登場した奈良岡(上写真)は、台湾の王子維(ワン・ツーウェイ)と対戦。第1ゲームから試合のペースをつかんだ奈良岡は、21−11で先制する。第2ゲームも、5オールから15−7まで一気に点差を広げると、その後も主導権を渡さずに試合を進め12本で快勝。男子シングルスの決勝は、西本と奈良岡の日本人対決が決まった。

女子ダブルスは、中西貴映/岩永鈴(上写真・右)と福島由紀/松本麻佑それぞれが強敵と準決勝を戦い、中西/岩永が決勝に進出した。韓国の孔熙容(コン・ヒヨン)/キム・ヘジョン(韓国)との勝負に挑んだ中西/岩永は、第1ゲーム、第2ゲームともにディフェンスからペースをつかむ。16本で第1ゲームを制すと、続くゲームも11本で勝利。中西/岩永が完勝で決勝進出を決めている。一方、福島/松本はマレーシアのティナー/タンに0−2で敗戦。第1ゲームは、20オールから22-24で競り合いを落とし、続く第2ゲームも21−23で惜敗となった。

男子ダブルスは、山下恭平(上写真)/緑川大輝がSuper500の上位大会で初の決勝進出を決めた。マレーシアのゴー・ジーフェイ/ヌル・イズッディンとの勝負となった山下/緑川は、前半からペースをつかみ、第1ゲーム12本で奪う。第2ゲームは序盤から点の取り合いとなったが、終盤に3連続得点で相手を引き離し、21−17で勝利。準決勝を突破した。
女子シングルスの奥原希望は、ラチャノック・インタノン(タイ)にファイナル勝負の末に敗戦。混合ダブルスで快進撃を見せていた古賀輝/松友美佐紀も、タイのデチャポル/スピッサラにストレート負けとなり、ベスト4で大会を終えている。
11月15日(準決勝)の結果、11月16日(決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(11月15日)
奈良岡功大②〔21−11、21−12〕0●王子維(台湾)41分
西本拳太②〔21−19、14−21、21−12〕1●ラクシャ・セン(インド)77分
▼決勝(11月16日)
奈良岡功大 ― 西本拳太
【女子シングルス】
▼準決勝(11月15日)
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−18、10−21、21−14〕1●奥原希望68分
グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔21−16、21−14〕0●邱品蒨(台湾)37分

▼決勝(11月16日)
ラチャノック・インタノン(タイ) ― グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
【男子ダブルス】
▼準決勝(11月15日)
徐承宰/金ウォンホ(韓国)②〔21−19、21−19〕0●王齊麟/邱相榤(台湾)42分
山下恭平/緑川大輝②〔21−12、21−17〕0●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)38分
▼決勝(11月16日)
山下恭平/緑川大輝 ― 徐承宰/金ウォンホ(韓国)
【女子ダブルス】
▼準決勝(11月15日)
ティナー/タン(マレーシア)②〔24−22、23−21〕0●福島由紀/松本麻佑57分
中西貴映/岩永鈴②〔21−16、21−11〕0●孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)40分
▼決勝(11月16日)
中西貴映/岩永鈴 ― ティナー/タン(マレーシア)
【混合ダブルス】
▼準決勝(11月15日)
デチャポル/スピッサラ(タイ)②〔21−19、21−12〕0●古賀輝/松友美佐紀43分
ジケル/デリュウィ(フランス)②〔21−17、21−12〕0●葉宏蔚/ニコル・ゴンザレス・チャン(台湾)35分

▼決勝(11月16日)
デチャポル/スピッサラ(タイ) ― ジケル/デリュウィ(フランス)
取材・写真/平野貴也
構成/バドミントン・マガジン編集部
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