11月13日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン2025(熊本県立総合体育館/Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。多くの日本選手が出場し、海外の強豪選手と熱戦を繰り広げている。
女子シングルスは、世界女王の山口茜と、近況好調の奥原希望(上写真)の日本人対決。第1ゲームを先制したのは奥原。序盤は山口がペースを握って得点を重ね、18−10とリードを奪う。しかし、奥原が8連続得点などで18オールに追いつくと、最後は奥原が逆転して21−19で制した。第2ゲームに入ると、動きに精彩を欠く山口に対し、奥原がリードをつくって16−10。終盤、奥原は山口に17−15と2点差まで迫られたが、最後は振り切って勝利。第1シードの山口を下し、ベスト8入りを決めた。女子シングルスは、髙橋明日香も2回戦を突破している。
混合ダブルスは4ペアが2回戦を戦い、古賀輝(上写真・右)/松友美佐紀のベテランコンビが準々決勝に進出した。タイペアと対戦した古賀/松友は、第1ゲームを先制するも、第2ゲームは10本で奪われる。ファイナルゲームは、後半の競り合いを古賀/松友が制して、21−19で勝利。ベスト8入りを決めている。
男子ダブルスは、熊谷翔/西大輝と山下恭平/緑川大輝が、それぞれマレーシアペアを退けてベスト8進出。女子ダブルスは、福島由紀/松本麻佑、中西貴映/岩永鈴、保原彩夏/廣上瑠依の3ペアが、実力を発揮して準々決勝に勝ち進んでいる。
11月13日の結果、14日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(11月13日)
奈良岡功大②〔21−15、21−12〕0●田中湧士47分
小川翔悟●0〔14−21、14−21〕②ロー・ケンイゥ(シンガポール)34分
西本拳太②〔22−20、21−11〕0●コク・ジンホン(マレーシア)40分
▼準々決勝(11月14日)
奈良岡功大 − 林俊易(台湾)
王子維(台湾) − ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
ラクシャ・セン(インド) − ロー・ケンイゥ(シンガポール)
西本拳太 − パニチャフォン・ティーララサクル(タイ)
【女子シングルス】
▼2回戦(11月13日)
奥原希望②〔21−19、21−15〕0●山口茜41分
髙橋明日香②〔10−21、21−16、21−12〕1●N・K・ディンダ・アマルティヤ・プラティウィ(インドネシア)58分
明地陽菜●0〔21−23、18−21〕②グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)38分
▼準々決勝(11月14日)
奥原希望 − 林湘緹(台湾)
ラチャノック・インタノン(タイ) − ウォン・リンチン(マレーシア)
髙橋明日香 − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
邱品蒨(台湾) − 黃宥薰(台湾)
【男子ダブルス】
▼2回戦(11月13日)
熊谷翔/西大輝②〔21−13、21−11〕0●タンWK/アズリン(マレーシア)30分
霜上雄一/野村拓海●0〔11−21、19−21〕②ヤップ/アリフ(マレーシア)32分
山下恭平/緑川大輝②〔21−17、10−21、21−14〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)54分
川邊悠陽/松川健大●1〔18−21、21−16、14−21〕②李哲輝/楊博軒(台湾)46分
松居圭一郎/玉手勝輝●1〔23−21、13−21、24−26〕②ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)65分
▼準々決勝(11月14日)
熊谷翔/西大輝 − 徐承宰/金ウォンホ(韓国)
王齊麟/邱相榤(台湾) − チューン/ハイカル(マレーシア)
山下恭平/緑川大輝 − ヤップ/アリフ(マレーシア)
李哲輝/楊博軒(台湾) − ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)
【女子ダブルス】
▼2回戦(11月13日)
清瀬璃子/原菜那子●0〔16−21、14−21〕②林芝昀/許尹鏸(台湾)36分
福島由紀/松本麻佑②〔21−10、21−16〕0●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)
保原彩夏/廣上瑠依②〔21−12、21−9〕0●オンXY/カルメン・ティン(マレーシア)35分
中西貴映/岩永鈴②〔17−21、22−20、21−18〕1●鈴木陽向/山北奈緖73分
※五十嵐/志田はキケン
▼準々決勝(11月14日)
ティナー/タン(マレーシア) − 林芝昀/許尹鏸(台湾)
福島由紀/松本麻佑 − 胡綾芳/鄭宇倢(台湾)
保原彩夏/廣上瑠依 − 中西貴映/岩永鈴
孔熙容/キム・ヘジョン(韓国) − 鄧淳薫/楊筑云(台湾)
【混合ダブルス】
▼2回戦(11月13日)
緑川大輝/齋藤夏●1〔21−14、17−21、19−21〕②スミス/ガイ(アメリカ)53分
古賀輝/松友美佐紀②〔21−16、10−21、21−19〕1●ルッタナパク/ジェニシャ(タイ)64分
霜上雄一/保原彩夏●1〔18−21、21−9、13−21〕②劉廣珩/鄭宇倢(台湾)49分
柴田一樹/大澤陽奈●0〔8−21、16−21〕②クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)29分
▼準々決勝(11月14日)
デチャポル/スピッサラ(タイ) − プワナット/ベンヤパ(タイ)
古賀輝/松友美佐紀 − スミス/ガイ(アメリカ)
劉廣珩/鄭宇倢(台湾) − 葉宏蔚/ニコル・ゴンザレス・チャン(台湾)
クリスチャンセン/ボエ(デンマーク) − ジケル/デリュウィ(フランス)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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